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カナダからのメール

放射能を避けるためカナダに避難していた家族が帰ってきました。今はみんなで仲良く暮らしています。

03/14

Fri

2025

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06/06

Thu

2013

一旦さまざまな物質に反応してしまうようになってしまうと、ひとつふたつの原因物質を遠ざけたところでどうにもなりません。

その中でも問題となりやすいのは、やはり建築物です。
オフィスや自宅ですね。
滞在時間が長いですから・・・

いわゆる
シックハウス・シックスクールです

新築の場合
大抵の場合問題となっているのは、ビニールクロスです。
ビニールクロスに含まれている、『可塑剤』が悪いんだそうです。
それと、合板や集成材に使われている接着剤。
コーキングや塗料もです。

何年かたつと臭いの抜けるものが多いですから、中古住宅ではシックハウスにはなりにくい。
むしろ、防虫剤、殺虫剤や防蟻剤なんかが問題ですね。
特に安物の家具なんかもかなりヤバイです。
貧乏な我が家でも安っすい家具をいっぱい買っていますが、臭いの抜けるものと何年経っても抜けないものとさまざまです。

自宅に滞在時間が長い奥様にとっては、
システムキッチンや食器棚からの被爆は相当重要な問題でしょう。

我が家では、安物家具を買った場合、物置部屋に数ヶ月放置して臭いの抜けるのを待ってからリビングに設置します。

まずはそのあたりの対策からとなることが多いようです。


クロスが臭う場合、クロスを剥がしても下地の石膏ボードがにおいを吸ってしまっているので、そのままでは使えません。
ボードを張り替えたとしても、躯体である柱や梁の集成材、構造用合板などから出てくる化学物質が強烈です。
その上、1階の場合は建築基準法で義務化されている防蟻剤も大問題です。


ではどうするか?
封止するんです
臭いがほとんどでないアルミシートを一面に貼るんです。
単純ですが、これが一番確率の高い方法です。
アルミシートならほとんどの患者さんに使えます。

アルデヒドを分解するのなんのと効果をうたっている建材もたくさん出ていますが、アルデヒドを他の化学物質に変えるだけですから、すでにCSを発症している患者さんには大して効果はありません。

臭いものにはふたをする
ローテックでもそれが一番なんですね。


アルミシートにも反応する人がいるそうなんですが、まだ私のお客様にはそこまでの方はおりません。
そのときがくればまたがんばって研究します。

私のお客様たちも、そういったことには協力してくれます。
お客様のリフォーム工事をチビチビやりながら色々な意見を伺って日々知識を深めています。
お客様ご本人が、自分だけでなく、困っているCS患者さんのためにとおっしゃって教えてくれています。
そうして経験値をつむことで助けられる人が増えてくれるのがパパの望みです。

これが以前やったアルミシートの施工例です


こんな感じ。

付け焼刃っぽく見えますが、完璧にアルミシートで躯体や壁を封止しています。
これなら躯体や床下の化学物質が室内に入ることはありません。

仕上げはこれ

パハロカンパーナの足立和郎先生から仕入れたスーパー壁クリーン(漆喰)です。


こんな感じで作業します。
これでも臭いが抜けるまで、半年から一年はかかりますし、すべてのCS患者さんに問題なく使えるわけではありません。


次に、先日行った、システムキッチン(吊戸棚)の施工例です


こちらはこれでフィッシュですから、アルミテープで丁寧に封止しました。
このアルミシートも足立先生から仕入れたものです。

特ににおいの感じない吊戸棚でしたが、工事が終わる頃には空気がすうっと変わるのを感じることができましたから、臭わないようでもやっぱり化学物質は揮発していたんですね。

>後日お客様からいただいたメールでは、部屋中に化学物質臭がついてしまい、数日間は立ち入りが厳しかったそうです。
住まいながらの工事は本当に難しいです・・・


このように、アルミでふさいでしまえば、臭いも少なく一番確実性が高いんですね。
大抵の方には問題なく使えますが、それでもアルミの臭いがダメで使えない方がいらっしゃるそうです。
CSという病気の難しいところですね。


部屋の内装にアルミシートを貼ってしまうと。日光や熱を反射するため夏(特に夕日)は相当辛いです。
でも、アルミシート施工後の仕上げ剤に良いものが見つからずアルミのままで止まってしまう例も多いとか・・・

とはいっても、何もしないで化学物質に被爆し続けるよりはずっとマシですね。


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06/05

Wed

2013

では
CSが発症してしまった場合、どうすればよいのか?

ですが、
原因物質を排除する
これに尽きます。


ただし、大抵の方々は御自分がCS/シックハウス症候群だなどと考えたくないので
限界になるまで目をつぶってしまいます。
それは、ガンだと言われるのが怖いから検査をせずに逃げる人。
精神病だと考えたくなくてうつ病を悪化させてしまう人。
みな同じなんですね。

そこまで悪化してしまうと、さまざまな物質に反応するようになってしまっていますから、原因だけ取り除いてもすでに手遅れ。
そもそも、原因が何かさえわからないくらいになってしまっていることがほとんどなのです。

徐々に悪化するこの病気。
なんとなく体が重い、のどが痛い、やる気が出ないなど、CSでなくてもよくある症状ですから、悪化するまでCSだとは思わないんですね。

我慢の限界を超えて、会社や家にいられなくなって、会社を辞めたり実家に避難する。
そうすると、突然化学物質がなくなってしまうために、麻薬患者の禁断症状のようになってしまい、あらゆる化学物質に反応してしまうんだそうです。
そうして症状が劇的に悪化する・・・



だからその前の予防が大事なんです。
化学物質を排出するには汗をかくのが一番!
とはいえ、通常のサウナでは体の表面からしか汗が出ません。
体の内部から汗をかくのがデトックスには一番良いそうです。

暑くてかく汗と運動してかく汗はやっぱり違うんですね。
運動してかく汗には老廃物がいっぱい詰まっていますから、臭くてベタベタする。
それが良いんです。
パパの家の近くには、運良く半身浴サウナのあるお風呂屋さんがあるので、良く利用してトコトン汗をかくようにしています。
たまに普通のサウナに行って汗をかきますが、悪いものが出た感は弱いです。
やはり湿式サウナが一番ですね。
汗が出にくい代わりに、体の内部から搾り出してる感じがします。

当然、運動して汗をかくのが一番なんですがね。

町中エアコンだらけで汗をかかない生活。
運動不足でやはり汗をかかない。
機密の高い住宅、オフィスに化学物質が充満している。
(ヘアスプレーやタバコ、香水、アロマ、芳香剤などもです)
食品からだって化学物質を取りまくっています。

そういった現代生活のすべてが、CSへとつながっているんです。
本当に怖いことです。

05/30

Thu

2013

では、CSが発症してしまい
それまでの家に住めなくなってしまった場合
具体的にどうすればよいのかと言いますと

1.ガマンする
2.引越す
3.建てなおす
4.改善しながら住み続ける

となります。

ガマンするのは論外。
みなさまそれで悪化させているんです。

建てなおすには先立つものが必用。
引越すにしても、なかなか良い物件がないのが現状です。
しかも、不動産屋さんに紹介してもらった物件を数時間チェックしただけでは本当に住めるのかどうかわかりません。

パパは建築/不動産会社に勤めていますから、CSのお客様の場合は貸主/売主がOKしてくれる場合には一泊させてもらうようにお願いすることも可能です。
ですが、一週間くらい住んでから症状が悪化する場合もあるようなので、その場合はどうにもなりません。

てな訳で、リフォームとなるわけですが、それとて簡単にはいきません。
自然素材であってもダメなものはダメ。
CS患者さんが反応する物質は、それこそ千差万別。


100%確実に言えるのは
100%安全な材料はどこにもない
ってことだけです・・・



『これを使えば安心』
『自然素材住宅だから大丈夫』
全部ウソです。。。

ウソと言うよりも、CSについて理解できていないから言えるんですね。

じゃあどうするか?と言いますと
比較的大丈夫と思える材料のサンプルと一晩一緒に過ごしてもらいながら、
人体実験の様に材料を一つ一つ吟味するしか方法がありません。
それにしたって、一晩過ごしたくらいでは100%の安全は確認できません。

大丈夫そうな材料を使って、
まず1部屋を先行リフォームすることからはじめるしかないんですね。

完成したからと言って即入居もできません。
リフォーム終了後もどのくらいの期間で臭いが抜けるのか?
それすら人それぞれなのです。
ですから、リフォームでも長い時間がかかるのを覚悟してください。

手間暇がかかる分だけコストもかかります。
なるべく低料金で済ませるように努力はしていますが、工務店や大工さんにとっても初めての工事内容なので見積が難しいんですね。

目に見えない手間も結構かかります。

まずはとにかく材料捜し。

そして、作業員の確保がまた難しい。

なにしろガテン系の建築業界です。
非喫煙者の確保は容易ではありません。
車や衣服にタバコや香水のにおいがついていることもあります。
夏なんて、肉体労働者ですから汗臭い・・・
作業着の洗濯だって、香り付きの洗剤や柔軟剤は使えません。

やっと作業を開始しても、普段やり慣れた作業ではないので、
パパが現場でつきっきりで指導しないといけません。
やり始めて『どうしよう?』と悩むことが非常に多いですから。
そんな時、どれだけ接着剤に頼っているのか思い知らされます・・・

そういったことが面倒だからと嫌がる業者だって出てきます。
だから、値下げ交渉もやりにくいんですね。

工事中はちょくちょく現場をチェックする必要があります。
時にはやり直しをお願いすることもあるんです。
そういった費用だって頂かないといけませんし、
立ち会いが多い分、管理費も通常の現場よりもかかってしまいます。

申し訳ないと思いながらも、その点はご理解いただけるようにお願いしています。

05/30

Thu

2013

CS(化学物質過敏症)対策工事をやっています

最近パハロカンパーナ自然住宅研究所の足立和郎先生のご紹介で、
CS(化学物質化敏症)対策工事を手がけています。
パパは建物についての対策ですから、
いわゆるシックハウス対策です

先生とは、私の勤めている会社のお客様がCSになってしまったときにお客様がご自分で捜して紹介してくれたことで知り合いになり、色々教えていただくことができました。

元々健康志向が強かった上に、ポコタンのアトピーに悩まされていたので、個人的にも勉強しました。
本を買って読みました。

そして、驚愕しました。

建築基準法で定めたシックハウス対策ってのは、まるっきりのザル法です。
ほとんどの化学物質に対して野放しです。

言ってみれば、
『国は対策法を定めたぞ』
我々業者は
『法律を守ったぞ』
だから我々には責任がありません!
と言うための法律なんですね・・・

業者としては正直ありがたい法律です

でも私はその法律を守ればシックハウスにはならないと本気で信じていたんです。。。
本当にアホでした。

だからこそ、本気で勉強しました。

私なりに勉強をしていたから足立先生も私なんぞの相手をしてくれたのだと思います。
CS対策のリフォーム工事を通じて数限りない質問をし、先生の本を読み、助言をいただいて勉強させていただきました。

それがあっての今回の先生からのお客様のご紹介です。
だから、先生の信用を落とさないようにがんばるつもりですし、建築の世界で20年も生きてきた私ですから、少しは社会貢献して子供たちに自慢のできる仕事をしたいなどと思っています。

新築の夢をかなえてくれる建築家は世の中に数限りなくいます。
ですが、CSに詳しい建築家は本当に少ない。
ネットで検索しても、最近は急にCSに関する記事が増えましたが、ちゃんとわかっている建築家・工務店はめったにありません。

自然素材を使えば良いという簡単な話ではないんです。

針葉樹(ヒノキ)は臭いがきつくて使えない。
杉は悪臭をすってすぐに臭くなってしまうから使えない。

珪藻土も、木炭もダメ。
吸着するだけの材質では、吸った化学物質は必ず吐き出します。

だからといってホルムアルデヒドを分解するとうたっている建材も大抵ダメです。
化学物質を分解しても他の化学物質になるだけですから。
そもそも、他の化学物質についても分解できるか?なんでハナから考えて開発されておりません。

だから
自然素材住宅だから安心
なんて、うそっぱちです。

そんな簡単なことでしたら我々だって苦労はしません。
患者さんそれぞれで反応物質が違うから大変なんです。
これなら絶対に安心
そんな建材は存在しません・・・

そういったことを、ご自身もCS患者さんである足立先生はよく研究されているんですね。

また、先生に紹介していただいたお客様とお話しするのもまた勉強なのです。
健常者の私にはわからない、生のお話を聞けるんですから。



中国で有名な『孫子の兵法』
『敵を知り、己を知れば、百戦してあやうからず』
とあります。

パパは『よく死ななかった』と思うほど自転車や山で危険な思いをしましたが、そこで学んだのは
何が危険かわからないことが一番危険だ
ということです

CSについても同じです。
『自分は大丈夫』
と信じることで逃げている人は、必ず痛い目にあいます。
発症前に、ちょっとおかしいと思っている間に対策をしておくのが一番。
なにしろ、現代社会では化学物質から逃げることはできませんから。

だから、世間の健常者のみなさまにもCSについて知っていただきたいんですね。

なにしろ、一度発症してしまったら取り返しのつかない病気なのです。
花粉症と同じで、バケツからあふれたらある日突然、誰にでも襲ってくる病気なのです。
他人事ではありません。

私の周りにも予備軍は何人もいます。
私自身も、最近はにおいに敏感になっていています。
いままで気づかなかった軽い症状に仕事柄気づくようになったのか?
それとも症状が進んでいるのかは私にもわかりません。

ですが、この病気の恐ろしさを知っている身としては『俺は大丈夫』と不摂生する気にはなれません。
念には念を入れて、ふわっと感じるような店(100均やホームセンターなど)には長居しません。
定期的にサウナでデトックスをしています。

大げさで良いんです
笑いたけりゃ~笑ってください。
最後に泣くのは、何も知らずに笑っている方々なのです。
そして、私の目の前では、何人ものCS患者さんが泣いています。

誤解の多い病気ですから、あえて公表しない人が多いのできづかないだけなのです。
メーカーも死活問題ですから、ネットの情報などは消去に躍起になっています。
とはいえ、数年前に比べるとネット内の情報もかなり増えました。

我々が思っている以上に身近な病気なんです。

CSってのは、自覚症状を感じたときには手遅れです。
それを無視したり、自覚症状に気づかず発症してしまうと、地獄が待っています。
何年にもわたる節制を続ければ、症状は緩和しますが、
花粉症と同じで完治はありえません。

未来を担う、我々の
子供たちに発症させてはなりません。

学校でも、マジックや粘土、理科の実験などはできません。
その時間は別の教室で自習させられるのです。
さらに悪化すると、学校にも行けなくなります。
もっと悪化すると、外に出られません。
帰宅したパパは、まず風呂に入って着替えてから出ないと我が子に会えなくなるんです。

ずっとそんな状態になってしまうんです・・・

だから、予防が肝心!
全くなんともない今のうちに予防生活をしないといけません。

最近疲れやすい
やる気が起きない
などなど

CSの諸症状なのです。
ストレスや五月病のせいではではないかもかもしれません。。。


05/16

Thu

2013

敦賀2号原発の真下に活断層があると評価され、廃炉の可能性が高まったようです。

地元では

「ただでさえ原発が停止し市民生活にかなりの影響が出ているのに、敦賀市にとってさらに厳しい結果になってしまった」
「原発が止まってから約3千人の仕事がなくなった」


志賀原発(石川県)が立地する志賀町の担当者も「もし廃炉にでもなれば地元への影響は計り知れない」と“戦々恐々


美浜原発(福井県)のある美浜町の担当者は「どういう科学的根拠でまとめているのかしっくりこない。地元が納得できる説明がない」


浜岡原発でも
「いつになったら決着するのか。市民生活を考えれば、これ以上は待てないのが本音だ」。御前崎市の担当者はこうつぶやいた。


とのこと・・・


この人たちは原発を金の成る木だとしか思っていないんですね。
福島原発の二の舞になっても金の方が良いと・・・

しかも、活断層の可能性が十分以上に高いと結論付けられそうなんでしょう?
ってことは結構危険だってことですよね。

最悪原発がぶっ飛んだとしても、地元自治体周辺は帰還不可能となって相当の保証がもらえる可能性がありますからそれで良いってことなんでしょうか?

そして、金の入らない周辺自治体のことは全く考えていない。
今回の福島原発の被害だって、ちょっと離れたスポット地域(群馬や安孫子など)には今のところ全く保証されていません。
迷惑なだけなんですよ。

私だって
好きでストロンチウム入りの食料を食べているわけじゃなんです。
かんべんしてほしいよ、ホント。


それでも原発賛成だってんですよ。
生活が厳しいってのはわかりますが、
金が入れば子供達まで放射能を飲み食いしてもいい
ってことなんですよね。この人たちのコメントの意味ってさ。

大事故が起こって日本に人が住めなくなっても、目の前の仕事がなくなるよりも良いってことでしょ?

自分だけ良きゃいいってんです。
完全に悪魔に魂を売ってます、この人たちは。


本当に腹が立ちますよ。
ひどい話です・・・





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