では、CSが発症してしまい
それまでの家に住めなくなってしまった場合具体的にどうすればよいのかと言いますと
1.ガマンする
2.引越す
3.建てなおす
4.改善しながら住み続ける
となります。
ガマンするのは論外。
みなさまそれで悪化させているんです。
建てなおすには先立つものが必用。
引越すにしても、なかなか良い物件がないのが現状です。
しかも、不動産屋さんに紹介してもらった物件を数時間チェックしただけでは本当に住めるのかどうかわかりません。
パパは建築/不動産会社に勤めていますから、CSのお客様の場合は貸主/売主がOKしてくれる場合には一泊させてもらうようにお願いすることも可能です。
ですが、一週間くらい住んでから症状が悪化する場合もあるようなので、その場合はどうにもなりません。
てな訳で、リフォームとなるわけですが、それとて簡単にはいきません。
自然素材であってもダメなものはダメ。CS患者さんが反応する物質は、それこそ千差万別。
100%確実に言えるのは100%安全な材料はどこにもないってことだけです・・・『これを使えば安心』
『自然素材住宅だから大丈夫』
全部ウソです。。。ウソと言うよりも、CSについて理解できていないから言えるんですね。
じゃあどうするか?と言いますと
比較的大丈夫と思える材料の
サンプルと一晩一緒に過ごしてもらいながら、
人体実験の様に材料を一つ一つ吟味するしか方法がありません。
それにしたって、一晩過ごしたくらいでは100%の安全は確認できません。
大丈夫そうな材料を使って、
まず1部屋を先行リフォームすることからはじめるしかないんですね。
完成したからと言って
即入居もできません。リフォーム終了後もどのくらいの期間で臭いが抜けるのか?
それすら人それぞれなのです。
ですから、リフォームでも長い時間がかかるのを覚悟してください。
手間暇がかかる分だけコストもかかります。なるべく低料金で済ませるように努力はしていますが、工務店や大工さんにとっても初めての工事内容なので見積が難しいんですね。
目に見えない手間も結構かかります。まずはとにかく材料捜し。
そして、
作業員の確保がまた難しい。なにしろガテン系の建築業界です。
非喫煙者の確保は容易ではありません。車や衣服にタバコや香水のにおいがついていることもあります。
夏なんて、肉体労働者ですから汗臭い・・・
作業着の洗濯だって、香り付きの洗剤や柔軟剤は使えません。
やっと作業を開始しても、普段やり慣れた作業ではないので、
パパが現場で
つきっきりで指導しないといけません。
やり始めて『どうしよう?』と悩むことが非常に多いですから。
そんな時、どれだけ接着剤に頼っているのか思い知らされます・・・
そういったことが面倒だからと嫌がる業者だって出てきます。だから、値下げ交渉もやりにくいんですね。
工事中はちょくちょく現場をチェックする必要があります。
時には
やり直しをお願いすることもあるんです。
そういった費用だって頂かないといけませんし、
立ち会いが多い分、管理費も通常の現場よりもかかってしまいます。
申し訳ないと思いながらも、その点はご理解いただけるようにお願いしています。
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