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カナダからのメール

放射能を避けるためカナダに避難していた家族が帰ってきました。今はみんなで仲良く暮らしています。

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2013

CS(化学物質過敏症)対策工事をやっています

最近パハロカンパーナ自然住宅研究所の足立和郎先生のご紹介で、
CS(化学物質化敏症)対策工事を手がけています。
パパは建物についての対策ですから、
いわゆるシックハウス対策です

先生とは、私の勤めている会社のお客様がCSになってしまったときにお客様がご自分で捜して紹介してくれたことで知り合いになり、色々教えていただくことができました。

元々健康志向が強かった上に、ポコタンのアトピーに悩まされていたので、個人的にも勉強しました。
本を買って読みました。

そして、驚愕しました。

建築基準法で定めたシックハウス対策ってのは、まるっきりのザル法です。
ほとんどの化学物質に対して野放しです。

言ってみれば、
『国は対策法を定めたぞ』
我々業者は
『法律を守ったぞ』
だから我々には責任がありません!
と言うための法律なんですね・・・

業者としては正直ありがたい法律です

でも私はその法律を守ればシックハウスにはならないと本気で信じていたんです。。。
本当にアホでした。

だからこそ、本気で勉強しました。

私なりに勉強をしていたから足立先生も私なんぞの相手をしてくれたのだと思います。
CS対策のリフォーム工事を通じて数限りない質問をし、先生の本を読み、助言をいただいて勉強させていただきました。

それがあっての今回の先生からのお客様のご紹介です。
だから、先生の信用を落とさないようにがんばるつもりですし、建築の世界で20年も生きてきた私ですから、少しは社会貢献して子供たちに自慢のできる仕事をしたいなどと思っています。

新築の夢をかなえてくれる建築家は世の中に数限りなくいます。
ですが、CSに詳しい建築家は本当に少ない。
ネットで検索しても、最近は急にCSに関する記事が増えましたが、ちゃんとわかっている建築家・工務店はめったにありません。

自然素材を使えば良いという簡単な話ではないんです。

針葉樹(ヒノキ)は臭いがきつくて使えない。
杉は悪臭をすってすぐに臭くなってしまうから使えない。

珪藻土も、木炭もダメ。
吸着するだけの材質では、吸った化学物質は必ず吐き出します。

だからといってホルムアルデヒドを分解するとうたっている建材も大抵ダメです。
化学物質を分解しても他の化学物質になるだけですから。
そもそも、他の化学物質についても分解できるか?なんでハナから考えて開発されておりません。

だから
自然素材住宅だから安心
なんて、うそっぱちです。

そんな簡単なことでしたら我々だって苦労はしません。
患者さんそれぞれで反応物質が違うから大変なんです。
これなら絶対に安心
そんな建材は存在しません・・・

そういったことを、ご自身もCS患者さんである足立先生はよく研究されているんですね。

また、先生に紹介していただいたお客様とお話しするのもまた勉強なのです。
健常者の私にはわからない、生のお話を聞けるんですから。



中国で有名な『孫子の兵法』
『敵を知り、己を知れば、百戦してあやうからず』
とあります。

パパは『よく死ななかった』と思うほど自転車や山で危険な思いをしましたが、そこで学んだのは
何が危険かわからないことが一番危険だ
ということです

CSについても同じです。
『自分は大丈夫』
と信じることで逃げている人は、必ず痛い目にあいます。
発症前に、ちょっとおかしいと思っている間に対策をしておくのが一番。
なにしろ、現代社会では化学物質から逃げることはできませんから。

だから、世間の健常者のみなさまにもCSについて知っていただきたいんですね。

なにしろ、一度発症してしまったら取り返しのつかない病気なのです。
花粉症と同じで、バケツからあふれたらある日突然、誰にでも襲ってくる病気なのです。
他人事ではありません。

私の周りにも予備軍は何人もいます。
私自身も、最近はにおいに敏感になっていています。
いままで気づかなかった軽い症状に仕事柄気づくようになったのか?
それとも症状が進んでいるのかは私にもわかりません。

ですが、この病気の恐ろしさを知っている身としては『俺は大丈夫』と不摂生する気にはなれません。
念には念を入れて、ふわっと感じるような店(100均やホームセンターなど)には長居しません。
定期的にサウナでデトックスをしています。

大げさで良いんです
笑いたけりゃ~笑ってください。
最後に泣くのは、何も知らずに笑っている方々なのです。
そして、私の目の前では、何人ものCS患者さんが泣いています。

誤解の多い病気ですから、あえて公表しない人が多いのできづかないだけなのです。
メーカーも死活問題ですから、ネットの情報などは消去に躍起になっています。
とはいえ、数年前に比べるとネット内の情報もかなり増えました。

我々が思っている以上に身近な病気なんです。

CSってのは、自覚症状を感じたときには手遅れです。
それを無視したり、自覚症状に気づかず発症してしまうと、地獄が待っています。
何年にもわたる節制を続ければ、症状は緩和しますが、
花粉症と同じで完治はありえません。

未来を担う、我々の
子供たちに発症させてはなりません。

学校でも、マジックや粘土、理科の実験などはできません。
その時間は別の教室で自習させられるのです。
さらに悪化すると、学校にも行けなくなります。
もっと悪化すると、外に出られません。
帰宅したパパは、まず風呂に入って着替えてから出ないと我が子に会えなくなるんです。

ずっとそんな状態になってしまうんです・・・

だから、予防が肝心!
全くなんともない今のうちに予防生活をしないといけません。

最近疲れやすい
やる気が起きない
などなど

CSの諸症状なのです。
ストレスや五月病のせいではではないかもかもしれません。。。


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