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カナダからのメール

放射能を避けるためカナダに避難していた家族が帰ってきました。今はみんなで仲良く暮らしています。

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06/13

Wed

2012

少し前の話しですが
4月にパソコンデスク収納を入れました。

シックハウスが怖いので新品は避け、ヤフオクで在庫品を落札。
しかも、換気が出来るように暖かくなるのを待っての購入です。


が、梱包したままの在庫だったらしく、組み立ててみたら、臭いのなんの・・・
こりゃあ大失敗か?
っと思ったら、一週間ほどでだいぶ臭いが落ちついたので一安心。
とはいえ、多少臭いんですがね。

これなら良いかと、隣に置くためにもうひとつ同じものを落札。
今度は本当に展示品で、だいぶ臭いが抜けていました。。。。


こんな感じ




きれいですねぇ!

しかし、いまだに臭います・・・


なるべく換気扇をつけるようにはしていますが、どうなんでしょうか?
実は、GW前から風邪をひいたまま治りません。
先週まではママも私も『目がかゆいね』なんて言い合っていました。
やはり、収納のせいでしょうか?
かぜと似た症状だったり、のどの痛みや目のかゆみなどはCSの初期症状なんですね。



実はママとポコタンは結構ひどいアトピーなんです。
なので、シックハウスやCS(化学物質過敏症)にはかなり神経質になっています。

アレルギーを持っている人、においに敏感な人はCSになりやすい。
だから、『建築家の自邸』設計の夢を捨てて、前の家を建て替えずに今の建売を購入したのです。
他にも色々な理由はありましたが、新築直後の家に住むのは避けたかった。。。

なぜなら、ちょうどそのとき、CS患者さんの家のリフォームを(パパは設計屋さんです!)やっていたからなんです。
ちょっと合板のにおいをかいだだけで顔色が変わって興奮してしまうお客様を目の当たりにすれば、誰でも怖くなります。。。

とはいえ、新築後も数ヶ月間仮住まいを続けるのも金銭的に厳しい。
なので、ずっと中古で捜していたんです。
ところがナイスなことに、今の家は運良く残暑厳しいころから半年ほど売れ残っていたんですね。
だから、少しは揮発性の化学物質の臭いが抜けているはず・・・

しかも売れ残りをさばくために非常に値引きされている!
何しろすぐ隣の中古マンションよりも安いんですから(笑)

チト脱線しましたが、そんなこんなで、寝室とリビングには新品の家具をなるべく入れないようにしていたんです。

今は気候が良いので、なるべく窓を開けたり換気扇を回したりして換気には気をつけています。
夏になればカンカン照りになって早いところ揮発性の化学物質がとんでくれるのを待つばかりですね。



CSという病気は本当に怖いです。
CS患者さんのリフォームをやるために色々勉強して本当に怖さがわかりました。
非常に運が良かったのは、そのお客様が紹介してくれた京都のシックハウス専門家が本当に詳しい人で、色々教えてもらいたことなんですね。
今でも時々メールのやり取りをさせてもらっています。

パハロカンパーナ自然住宅研究所の足立和郎先生です
HPはこちら
http://a011w.broada.jp/pajarocampana/

ご本人もかなりひどい化学物質過敏症で、リフォーム現場には真夏なのに長袖の上にヤッケを着て、分厚い手袋に何重ものマスクで来て頂きました。
だからアドバイスも的確です。

本も何冊か出版されています
『化学物質過敏症を工夫で乗りきる』の1・2は本当に勉強になる本です。
建築に限らず、CS患者さんがどうしたら少しでも楽に生活できるのか?
そのヒントが足立先生の経験と研究を元に書かれています。

どんな研究をやっているのか?
たとえばテレビ・・・

大丈夫なようでもスイッチをつけて温度が上がると揮発性の化学物質を発散させ始めます。
足立さんの情報網から、『○○社製のテレビは比較的臭くない』と聞くとすぐに入手して、事務所で実験します。

モノによっては数ヶ月かけてチェックした上で、どこのテレビなら臭いが抜けやすいか、試した結果を本に書いてくれています。
洗濯機や冷蔵庫は購入後数ヶ月以上は外でさらしてにおいを抜くように。でも○○社の冷蔵庫は臭いが抜けにくいなどなど。
非常に懇切丁寧に書かれています。
CS患者さんには本当に便利な本となるでしょう。

我々建築関係者にも『自然素材であっても化学物質は出ている』と警告してくれています。
重いCSになってしまうと、臭いのきつい針葉樹(ヒノキなど)は使えなくなるそうです。
逆に塗装品でも臭いが抜けていればそのほうがずっと良いなどと教えてくれます。

おかげで私もかなり詳しくなりました。


CSやシックハウスでお悩みの方
上記足立先生にご相談してみたらどうですか?
私でもわかる範囲のご相談には乗ります。

CSと言う病気は、なった人にしか理解できない、非常に特殊な病気です。
世間の人には「気のせいだ」とか「考えすぎだ」とかひどくなると「精神病だ」とまで言われてしまいます。
最近ではようやく認知度も上がってきましたが、まだまだ誤解されることの多い病気です。

特に、建築関係者や建材関係者は誤解を元に商品を勧めていますので注意してください。
「この建材を使えば化学物質を分解してくれるので一気に解決します」なんて商品はまずありません。
化学物質は分解されても他の化学物質になるだけです。
無くなってしまう訳ではありません。。。

反応する化学物質は100種類以上、人によっても違います。それを簡単にすべて吸収してくれる建材なんてあるわけがないのです。
活性炭や珪藻土も、吸収したらいつかは吐き出すんです。
だから、最初は良くてもあとで必ず汚染源となります。

ご注意ください。
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