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カナダからのメール

放射能を避けるためカナダに避難していた家族が帰ってきました。今はみんなで仲良く暮らしています。

03/13

Thu

2025

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06/25

Tue

2013

あまりの寒さに何度目が覚めたことだろう?
日が昇り、ようやく暖かくなってきてやっとのんびり寝ることができた。
途中目を覚ますとすでにテントはもぬけの殻。
体が冷え切っていたパパは気が済むまでみんなのシュラフを重ねてヌクヌクと寝た。
(幸せだったな~)

ママにたたき起こされて外に出ると、すっかり風邪をひいたらしく頭がクラクラする。
まいったなぁ・・・

ようやくヌクヌクしたテントを出て外を散歩すると、ピコポンは砂浜で遊んでいる。


やはり海岸沿いのキャンプ場は気持ちが良いね~

夏ではないので気温も日差しも最高である。

パパを見かけると走ってきたポコタンが、目の前で薪を割っているお父さんに色々話しかけるので困った。
が、非常に親切な人だったで薪のありかなど色々教えてくれた。

ママを見つけると、キャンプに来ているママと話しこんでいたらしく、いつものごとくしっかり色々な情報を仕入れていた。
取り急ぎ、能登半島の七尾湾に野生のイルカがいて、漁船に頼めばイルカツアーに連れて行ってくれるらしい。

みんなで朝食(すでに昼だが)を食べた後、子供たちはお勉強。
ピコポン一家のキャンプの朝はお勉強から始まるのである。
こういうことは習慣づけが大事なのだ。


ピコタンは海を見ながらお勉強


野外でのお勉強は気持ちよさそうで、眺めているこっちものんびりしてくる。
お勉強が終わると、七尾湾に出発!
思っていたよりも時間がかかるので、漁船に連絡してみると、16:00前が最終らしい。
予約はしたがギリギリ間に合うかどうか?

能登島にわたる橋は、反対車線が大渋滞。
道を間違えたらアウトなんだが、ママのナビゲートがまた頼りなく、そもそも能登島にわたって良いのかすらあやしいのだからタマラナイ・・・

島に渡ってすぐに道が左右に分かれるが、どちらに曲がって良いのかわからないので、運を天に任せて道なりに進む。
道路が狭いのに混んでいるので、車を止めて行き先を確認することがでず、一発勝負だ。
だが、15:00過ぎに無事到着。

すぐに支度をして漁船に行くと、あまりに普通の漁船でビックリした(笑)
しかも、横に穴があいていて水面が見えるんだ・・・


はしゃいでいると、家族とカップルのお客さんが集まってきた。
どうやらみんなで相乗りの模様。

ライフジャケットを着ると、『お~!動いた!!』
すぐに出発である。

ピコポン二人とも、大喜び。
パパもこんなに小さな漁船に乗るのは初めてなので、チト嬉しかった。

しばらく進むと、沖合いに四角い箱が並んで浮かんでいて、どうやらそこで釣りをしている人がいる。

「釣りいかだ」と言うらしい。
『一日中あそこで釣ってるんだね~トイレはどうするんだろう?』
なんて言っていると、ドンドン近づいて、あれよあれよと言う間に接岸。
黙々と釣り人(家族)を回収。


『この人たち釣りをしてからイルカウォッチングか?がんばるな』
と感心していたら、何とそのまま元の港に逆戻り。
回収のためだけに我々を連れてきたらしい。
一言くらい説明があっても良さそうなもんだがねぇ?
我々が乗っている意味がまったくないよ(笑)

釣りの家族を下ろすと、何も言わずにすぐ出発。
今度は大丈夫だろうか???

さっきとは若干方向が違うが、やはり釣りいかだの近くへと向かう。
『おいおい、またか!』と思っていると、今度は素通りしてようやく沖へと向かう。
ずいぶん遠くへ来たなと思ったころ、赤と白のマイクルーザーが見えてきた。
よく見ると他にも漁船が停泊していて、我々もそこでストップ。

どうやら到着したらしい。
しかし、イルカのイの字も見えやしない。
しばらくじ~っと待っていると
『あっちだ!』と声がする。


見ると遠くの方にイルカが数頭泳いでいるのが見えた。
写真を取るには遠すぎるが、記念なので一応撮っておく。
目一杯拡大すればなんとか見えるだろう。

そうこうするうちに我々も見つけるのが早くなってきて、パパたちの声に合わせて漁船を動かしてくれる。
その内に相当近くにイルカが現れるようになって大興奮。


一度なんか、我々の船の下を潜って行ったよ・・・・

距離が近いので、ビデオもけっこう撮れた。

が、ピコポンは意外と冷めていて(相乗りの子供たちも)すぐに飽きてしまい、ずっと騒いでいるのは大人だけだった。
何度も水族館でもっと派手にジャンプするイルカを見ているんだからね。
こちらは野生と言っても泳いでいるだけ。
子供にとっては野生なんて関係ないし。。。

それでも30分くらいは右だ左だと眺めていただろうか。
いよいよ漁船が帰るようで、エンジンの回転が上がったが、やはり何の説明もない(笑)

バイバ~イと見えないイルカに手をふるピコタンポコタン


面白かったねぇ!
と話していると、またもや釣りいかだに接岸→釣り家族を回収。
本当に何の説明もしないオヤジだ・・・
ここまで来るともう笑うしかない。

でもま、面白かったから良しとしよう!
ありがとう!!!

時間があれば能登半島を回ったり、せめて輪島くらいには行きたかったんだけど、もう5時近いので、キャンプ場への帰路につく。

イルカを教えてくれたママに
「氷見に『バンヤ』という上手い寿司屋がある」と聞いていたので捜してみるがなかなか見つからない。
さんざん聞きまくったら、どうやら新しくできた道の駅がそんな名前らしいとわかったので行ってみる。
到着してみると、スーパー銭湯(実は温泉)と売店+食堂、それに寿司屋が入っている。
新築できれい過ぎるので寿司屋も本当においしいんだか微妙な感じだ。

が、
とにかく混んでいる。
外は大行列。
店の中は超満員で、店の中も、空いたスペース全てに人が立って並んでいる。
いったい何時間並ぶんだろうか???・・・

あまりの混み方にパパは嫌気がさして、売店の方見てみるが、どこも閉店直後で美味そうなのにどうにもならない。
あきらめて並んで寿司を食べようと思ったが、こちらもすでに受付終了。
なんてこった・・・

向かいのスーパー銭湯で食べるしかないと腹を決めて行ってみると『氷見温泉総湯』と書いてある。
ラッキーなことに温泉だった。
中に入ると食事どころに直行
しかしろくなメニューがない上、ほとんど売り切れで何も食べられず、まずいポテトだけを食べて後悔した。
温泉は、黄色っぽいしょぼ~い色のお湯で、『なんじゃこりゃ?』とがっかりしたが、入ってみると体ポカポカ、肌つるつるで非常によいお湯だった。
美味い寿司の後に入れたら最高だったのになぁ!

帰りにまた長岡の方まで回ってスーパーをじゅうたん爆撃。
我々の防寒を買わないと体がやられてしまう。
ママはすでに風邪が悪化して車から降りる気力をなくしている。
パパもかなりやばい状態だ。
酒とつまみを購入しながら、ようやく良い洋服を売っているスーパーを発見。
奥をチェックすると

一枚500円で夏用の布団を発見!
助かった!!!!

ママを強引に呼んできて、合意の上購入。
しかも、他の店でピコポン用の服も売っていたので、何枚か購入。
これで今夜はゆっくり寝られるよ・・・ふぅ~

ついでにバーベキューセットを買ってしまおうと思って捜したんだがなかなかふみきれず・・・
今日はもう時間も遅いから今更バーベキューの時間はないしね。
またしても晩飯難民になってしまったので、お惣菜や弁当を捜す。

やっぱり外は寒いのでテントの中で食事をして、やっぱり家族はすぐに寝てしまった。
あんまりキャンプの意味がないなぁ~

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