5/48時くらいに目が覚めたのだが、もったいないので二度寝して、8:30くらいに起床。
テントの外に出ると、すでに昨日のバイクが置いてあった。
「彼はいったい何時間寝たんだろう?」
と余分な心配をしながらテントをたたむ。
野宿の時は、なるべくひんしゅくを買わないように
起きたらすばやくテントをたたむ。特に都市近郊では鉄則である・・・
ここに泊まったのではありません!
他から走ってきました~
的な雰囲気をかもし出すんです(笑)
朝食のラーメンを作っている間、フライのベタベタを緩和しようと干してみるが、全然効果がなかった。
朝から結構マッタリして、10:00ころ出発。
パパはいつも朝が遅いんだねぇ!
今日は、お目当てのダート
『竹岡林道』に向けて、R127を2Kmほど戻り県道91号へ。
地図を見ながらわき道に入り、高速道路の下を抜けると
何の前触れもなく、突然ケモノ道になった。
さすがに不安なので地図でよくチェック。
先に来ていたバイクの人も黙々と地図を眺めていたので、彼もきっと不安だったのだろう。
方向を確認して砂利道を少し行くと、いきなり
素彫りのトンネルが出迎えてくれた。
何しろ素彫り、コンクリートも何もなく、岩石むき出しの
彫りっぱなしなのである!
妙に感動してしまった。。。
これよこれ!
さっきから近くに犬がいるらしく、鈴の音がチリンチリン聞こえていたのだが、
ウロウロ写真を撮っているうちに
地元の猟師さんが降りてきた。
なんでもウサギを追っているそうで、昨夜ウサギが遊んだ臭いを追って猟犬がウサギをワナに追い込み捕まえるそうだ。
なので鉄砲は持っていなかった。
聞くと、この先の林道は結構バイクが入ってくると言う。
『さっき車も入ってきたけど、どうしたんだろう?抜けられるのかな?』
なんていっていたが、『自転車なら大丈夫だよ」」とのこと。
話し好きなお父さん・・・
なかなか話が終わらないので、話しながらトンネルの写真を撮り始めたら、
犬がしびれを切らして走っていったので、ようやく「それでは」と別れた。
こんな出会いも一人旅、しかも自転車ならではである。
素彫りトンネルに感動しながら抜けると、久々のダートである。しかも本格派!!!
昨夜の雨でかなりぬかるんでいて先が思いやられたが
すぐにぱりぱりに乾いた最高のダートが待っていてくれた!!
『やっぱりダートはいいなあ』と、スルメを噛むように楽しむ・・・
ことができたのは最初の5分くらい一瞬でダートは荒れ果て、全く整備していないため深い水道(みずみち)が出来ていた。
『ここ、車が入ったんだよなぁ』
信じられない・・・
しかし真新しいワダチがあるから、少なくともバイクが数台通っているのは間違いない。
バイクとは違ってペダルが当たって漕げないので、自転車では深い水道の下を通ることは出来ない。
かといって、高いところは狭くて、ちょっとふらついたら確実に水道に転げ落ちる。
どうにも仕方がないので
しばらく押すことに・・・
とはいえ、押すスペースもないので、パパは溝の中、トーエイ君は上の方というとっても不自然な格好で無理やり押していく。
すぐに道も良くなるだろうと思ったのだが、あまりに甘かった。
行けば行くほど荒れてゆく一方。ひどいところは
押すのも大変なくらいに荒れ果てていた。
久々の自転車なので上半身のパワーは全く鍛えていないのに、テント込みの重量装備。
ホント、
泣きが入った。。。それでも、ここには自分以外全く誰もいない。
車の音も、バイクの音もなんにもない。
トーエイ君が砂利を踏む音、パパがあえぐ音しか聞こえない。
そして
一休みすると、鳥の声と風の音だけの世界になる。
この孤独感。そしてむき出しの自然と溶け込む感じ。これがダートの最高の楽しみなのである・・・
何をどうやっても絶対に車が通れるわけが無い道が続く。
が、途中に二台くらい錆びまくった車が捨ててあった。
朽ち方からすると、こんなダートでも5年位前までは車が通れたようである。
確かに、まだ落ち着いていないこの荒れ方はそんな感じだ。
結局竹岡林道2.5kmの
ほとんどを押しまくるはめになった。
ようやく林道出口に到着すると
デカデカと
『通行禁止』のバリケードが迎えてくれた・・・
「そりゃそうだろ~」
と納得して
『金谷元名林道』へ入る。
こちらもダートではあるがちゃんと整備されている。
さっきがひどかっただけに
天国のように快適なダートだった。
このあたりは鋸山(のこぎりやま)の近くで岩山が多いので
こんな感じの切り通しがあちこちにあった
が、ここはひと味違っていた
なにしろこれ!
ガリガリ引っかき回した爪あとがそっくりそのまま残っている。
よく見ると山の断面ではなく、妙に薄く見ますね~
ちょっと先に行って攀じ登ってみてみると
この岸壁はこんなに薄くスライスされていたのだった・・・
『こんなに薄く残すんだったら蹴飛ばして全部谷底に落としてしまえよ!』って思うのはパパだけでしょうか???
さらに少し進むと、ほぼ鋸山の裏あたりで
一枚岩を削った道路に出くわした。
日本全国でいろんなダートを走ったが、一枚岩の削りだしなんて初めて。
さすがは鋸山、クライミングのルートがあっただけの事はある。
やるじゃ~ないの!
しかし快適なダートは
「あっ」と言う間に終わってしまい、舗装道路で海岸沿いの保田へと降りる。
ここから鴨川へ向け県道34号を西へ向かう予定。
こ保田からまた山に入ると
ダートの山中林道~横尾林道へと迂回できる。
わざわざ遠回りをして、再びダートを責めるつもりである。
俺ってば、懲りないやつなのだ(笑)
途中で知り合ったお友達である(笑)
保田駅近辺で食料補給しようと店を捜すが、まったくない・・・
ぐるぐる回って、ようやくパン屋さんを一軒だけ発見!
入店すると人のよさそうなおばちゃんが出てきて、いきなり話に花を咲させまくる。
過疎化がひどくて、商売も相当厳しいんだって。
だから店がないんだ。
まだまだ先を急ぐ俺にはゆっくり話す暇はないのだが、久々の客に喜ぶおばちゃんの相手を30分は務めたんじゃないだろうか?
実は俺って、とってもいいヤツなのか???それにしても内房の先端には本当に店がない。
過疎化で悩んでいるってのは痛いほど理解できる。
車ではそんな事まで実感することはできない。
自転車の旅ならではなのです。
さてここから西へ向かい県道34号線をゆく。
横根峠(150m)なんか軽く越えて、県道182号線を左折。予定のダート
(山中林道)へと向かう。
が、入り口がよくわからず、通り過ぎたかな?と思っていると、それらしい林道入り口を発見。
右折してダートを登る。
しばらく登ると案内の地図が出た。
どうやら山中林道よりも少し北側の道だったようだ。
やっぱり行き過ぎていたらしい。
「戻ろうか?」と悩むが、地図を見るとしばらく先に進めば山中林道に合流できそうだ。
ならば
このままいっちゃおう!迷ったっていいよ
一人なんだから誰に迷惑をかけるわけじゃない・・・
ちょっと登ると、すぐに地元のおじいさんとすれ違う。
聞くと
「この先は自転車なら通れるよ。無茶なバイクも時々行っちゃうんだけど
、たまに落ちるんだよねぇ」
???
「落ちる」???(・o・ゞ
「まぁいっか!」ってんで、そのまま行ってみる。
きっと何とかなるんだよ。
どうせ今回の旅は目的も何もないのだから、こんなのもいい。
で、どんどん進んでいくと展望台を発見!
その足元には、歩行者のみってはっきり書いてある。
『登山道???』先を見ると見事に道がない!
あるのは踏み跡だけである・・・
しかしここまでずいぶん登って来ちゃったし、展望台を過ぎれば後は下るだけ。
この方向に、下まで下る・・・
『きっと何とかなるだろう』と腹をくくったら
展望台を登ってたいしたことのない景色を見てから出発。
以外に急な草原をしばらく下ると、突然
難所が出現した。
右側は絶壁(すぐにも抜けそうな鉄パイプの手すりあり)左側は超急斜面
たしかにこんなところはバイクで通れるわけがない。
たまに落ちるどころか、
絶対にバイクでは無理だ。
自転車の俺だって無事に通れるか微妙な感じ。。。
が、ここまで急斜面を降りてしまったら登り返すのも大変だ。
ほんの20~30m下に見える山中林道っぽいダートが「おいでおいで」と呼んでいる。
しかし正面には、ただでさえ狭い
通路の真ん中に木が生えていて、
自転車と並んで通るのは不可能な幅である。
しかし、この立ち木と手すりとの狭い隙間を抜けさえすれば、あとは何とかなりそうだ。
「男は度胸!」トーエイ君を引きずりながらチビチビ下る。
一歩難所に入ると立ち木の直前は完全にナイフリッジ状態。
前輪が崖側に何度も滑り、トーエイ君もろとも
崖下に転落しそうになる。何しろトーエイ君と荷物だけで30kg近い重さである・・・
一発ではあがらない。
二度三度と引っ張りあげているうちに前輪が地面に引っかかってようやく一安心。
立ち木を抱っこしたときの安心感ったら・・・一生このままでいたいくらい(笑)さて立ち木の横は狭くって、トーエイ君と並んではどうにもこうにも通れない。
仕方が無くトーエイ君を担ぐことにしたが、何しろ狭い。
トーエイ君は完全に崖の上に浮いている状態。
立ち木にしがみつきながら数本の立ち木の横を抜け、どうにか立木の向こう側にトーエイ君を下ろし、自分も立ち木の横を抜ける。
まったくもって、
怖いったりゃ~ありやしない振り向くとこんな感じだ
左側に落ちたら命はない・・・
「ふ~~」
と一安心して先を見ると・・・
なんと今までとは
段違いの急斜面が待っていた。
邪魔だった立木を超えたつもりだったんだが、逆に
体を支えるものがなくなってしまった。しかも、今までは左側の急斜面に生えていた立ち木が数メートル下までなくなってしまった。
相変わらず狭いナイフリッジだが、今度は手がかりが無いのでトーエイ君を担ぐこともできない。
右に落ちたら死亡するが、左に落ちたら大怪我ですむ。どうせ落ちるなら左側だと心を決めて難所に突入。
細心の注意を払いながらじわじわ下り、ようやく一段落できるところまでたどり着き、写真を撮る。一番やばいところで写真を撮りたかったのだが、そんな余裕なんてなかったよ。
一心地ついてから、さて下ろうと前を見る。
よく見たらなんと、
最大の難所は実はまだこの次だったのである。。。
っもうかんべんしてよ~ (ToT)
今度は下の道までだいぶ近づいたし、左側は山なので落ちる心配はない。
とはいえ右側は相変わらずガケだから、ここからでも
10m以上は垂直に落ちる。相変わらずの狭さに加えて、更にきつくなった急傾斜。
ブレーキをかけていても絶対に止まらない。
まちがいなく
そのままズリ落ちる。ちょっとでも斜めに滑ったら
10m下の道路まで直滑降・・・これはさすがに無理なので、引き返そうかと振り返る。
が、すでに下ってきた道を押し上げて引き返すのはもちろん不可能である。
「道を間違えたと気づいたときに引き返すべきだった」 (ToT)
と後悔しても後の祭り。
何度目だろ?こんなこと。
目の前の難所が何とか越えられそうだと、つい突っ込んじゃうんだよね~
で、その先がもっと危険でもすでに引き返せなくなってるの・・・
いつもこうして一発勝負で突破にかけることになる。
この斜面ではどうあがいてもずり落ちるしかない。
俺が多少の怪我をしても、
自転車さえ壊さないように落ちれば何とかなる。そう覚悟を決めた。
仮に片手片足くらい骨折しても、自転車が無事なら街まで下りることはできる。しかし、自転車が乗れないほどに壊れてしまうと荷物ごと街まで担いで歩くことになる。
ここから街まではあまりに遠い。
こんな道で車が通りかかるなんてほぼ100%ありえないし。。。
だったら、折れた足で自転車にまたがって坂を下った方がずっと楽だ。
これがもし山奥のソロツーリングだったら自転車の故障は即遭難のピンチなのである。
立場が逆になって、足が折れても自転車さえ無事だったら・・・
下りは何もしなくても進むんだから、街の目の前まではどうやったって戻ることができる。
自転車の移動距離を歩いて戻るには遠すぎる。
だから
山奥で自転車を守るのは自分のためなのだ。こうやっていつも俺とトーエイ君はピンチを越えてきた。
ちょとした異音や振動でもいちいち止まってチェックする。
荷物がガタガタ鳴っているだけでも気になるからイチイチ止まって積みなおす。
だからトーエイ君の体調や気分はほぼ完璧に伝わってくるんだね。
だから、今や大げさでなく体の一部なんだ。
さてさて・・・
俺が無事に下山するためだ。
俺が怪我しても、頼むからお前は壊れてくれるなよ、
頼むぜ相棒!下り始めてすぐに右の絶壁側に前輪が滑り落ちる。
「おうっ!ヤバイ!!!」
あわてて引っ張りあげようとするが、狭すぎてなかなかあがらない。
必死にズリズリやっているうちに、何とかタイヤが引っかかってくれて引き上げに成功。
まだ問題の急斜面に入ってもいないのだ。
目の前の急斜面でこれをやったら確実に自転車だけ落としていた。
いよいよ細心の注意を払って急斜面に突入。
ズッズッズズ~
ブレーキなんかまったく効かずに、自転車だけが落ちてゆく。
手を離しそうになりながら必死に捕まえ、こっちもスズ~っと滑り落ちる。
とにかく絶壁側に落ちないことを祈りながら・・・
と、半分ちょっと上くらい(6mくらい?)のところで
うまく引っかかって止まってくれた。全身が脱力しかけるが、まだ早い。
まだ半分ちょっと残っているのだ。
そして残りはさらに急傾斜。
だが、道幅は少し広くなっている。
落ちてもここからなら大きなダメージも無いだろう
あと少しだし、覚悟を決めて一気にズズ~っと滑り降りると、
なんとか
無事に道路に降り立つことができた。いや~こんなに怖い思いをしたのは超久々。
山では何度かあるけれど、自転車では交通事故寸前以外にはこんなの初めてだ。
(ここは登山道なんだけどさ)
よくも無事に降りられたものである。
しばらく呆けてから、天国の様に整備されたダートを先へと進む。
しばらく走ると山中林道の終点の県道88号だ。
しかし正面にあるはずの横尾林道の入り口が見当たらない。
左折すると木の根峠、地図が間違っていて(結構よくあるのだ)その先に林道の入り口があるのかな?
と見当をつけて左折する。
が、それらしい入り口は見当たらない。
しばらく走ると・・・・・
なんと今さっき迷い込んだ登山道の入り口があるではないか!!!どうやらここは最初の県道182号だったことが判明。
何のことはない
あれだけ怖い思いをして、元の道に戻っただけだった・・・
イッタイオレハ、ナニヲヤッテイタンダ!!!!
がっくし・・・・ orz
Uターンしてしばらく戻ると、先ほど出てきた林道が。
どうやらこれは山中林道で、さっき林道に合流したところから逆に進めばよかったらしい。
が、地図をどう読んでも向きが逆にはならない。
ひょっとしたら山中林道が地図にないトンネルを抜けて登山道と左右が入れ替わったのかもしれない。
そうでないとこの逆走は理解できない。
まったく謎だ!もう一度ダートを攻めようかとも思ったのだが、すでに夜まで時間がない。
鴨川まで20キロ程度を1時間で走らないと、またしてもスーパーがしまってしまいそうだ。
今夜くらいうまい刺身を食べたいので、ダートはあきらめて県道34号長狭街道をまっすぐ鴨川へと向かう。
スケートリンクの様にすべすべの舗装道路を、気合のガッツ走りで激走するとあまりにも早く鴨川についた。
最初っから真っ直ぐ鴨川に向かっていたらどれだけ早く着いたろう?
って思うとバカらしくなりそうなところだが、やっぱりダートは最高なのである!
こればっかりはやめられんのだ・・・
そもそも、効率を追求するなら最初っから自転車なんて乗らない方がいい
鴨川に着いて最初の国道沿いのスーパーに入るとちょうど地元産の刺身の半額セールが始まったところ。客が少ないので不安になりながらチェックをすると、いかにも美味そうな厚切りのマグロがあった。
店をひと廻りしてから買おうかと思っていると、急に半額を聞きつけて客が殺到してきたので慌てて買う。
他にも半額で寿司などを仕入れて振り向くとレジには長蛇の列。
一瞬で刺身は無くなっていた。
らっき~だったよ!
さて、無事に晩飯を仕入れたので、寝ぐらを捜しに国道128号線を勝浦方面に向かう。
今夜は美味そうな刺身もあるし、隣の安房天津駅か、安房小湊あたりでゆっくり寝ようかな?
なんて考えながらシーワールドの横を抜け、バイパスとの立体交差に出た
「ここでも十分寝られるなぁ」などと悩みながら安房天津駅に到着。
「いい感じなんだが微妙に街中だし、さっきの立体交差の反対側にしよう」
と、さっきのバイパスと合流地点の立体交差のガード下の方がゆっくり寝られるだろう。
と先へ進むが、ついてみると、こちらの立体交差下には寝るスペースがなかった・・・
戻るのもイヤなので仕方なく安房小湊まで向かうが、ここは意外とでっかい駅でとても野宿なんてできない。
『こりゃあ失敗。すっかり難民になっちまったぞ!』しかし、先に進むしかないので疲れた体に鞭打って走ることにしたが、次の滑川アイランド駅までは10キロ以上ある。
途中に良い場所があれば良いのだが、海と山に挟まれた細道なので、全くスペースというものがない。
半分泣きそうになりながら、ようやく滑川アイランド駅にたどり着いた頃には脚が痛くなっていた。
期待通りの無人駅なんだけど、なにしろ狭すぎて待合室(コーナー程度の吹きっさらし)の中にしかテントを張るスペースがない。
そしてそこはホームの目の前。
とってもジャマだ・・・
だけど、昼間無理をし過ぎたので、もう一歩も進む体力は残っていない。
少し休んでから一通り探索すると、
滑川アイランドはとっくに倒産→閉鎖されていて他には全く建物がないから、ここで降りる人はまずいない。
ならば良いかと、自転車を待合室に入れて(すでにそれすら辛かった)刺身をくらう。
見た目どおり、とっても旨かった。
これには大満足!
だが・・・
「ガサッ」
「サワサワ」
ホームの向こうの森の中から音がする
どうやら
野生動物が歩いている気配。考えてみれば、夜になったらだ~れもいないこの駅が、野生の王国と化すであろうことは容易に想像がつく。
『テントに入れば大丈夫だろう』と自分に言い聞かせて食べ続けるが、
イノシシあたりに襲われたらさすがにやばいかも?
ひょっとしたらクマなんていたりするのかな???
なんて考えている間にも、向こう側では「ガサゴソ」音がするんだ。
霊感の強いパパの直感がここは大丈夫だと感じているからそっちの心配は無いんだけど、
野生動物はあまりにヤバイすぎる。。。
それに、ホームの目の前に待合室があるので、電車から見るとテントが丸見え。
降りる人はいるわけ無いだろうが、常識としてやっぱりまずいよなぁ。。。
てなわけで、体はつらいけど移動することにした
そろそろかんべんしてもらって寝たいんだけどさ。
で、
またまたナイトランである・・・もう泣きそう!
疲れきった体に鞭打って、どうにか上総興津に到着したが、やっぱりここも有人駅で、テントを張るスペースがない。
仕方がないのでさらに移動。
相変わらず道沿いにテントを張るスペースはまったく見当たらない。
次の鵜原駅がだめなら、その次は勝浦~御宿と人気スポットが控えているので、野宿スペースなんて見つからないだろう。
一体どこまで行けば寝られるんだ???
マジでやばいかも?都内近郊をなめたらアカンね~すなおに安房天津で寝てしまえばよかった
ようやくたどりついた鵜原駅にはやはり駅員室がある。
しかし、夜は無人らしい。
うろうろ探索したが、テントを張るスペースは駅の軒下。
しかも、新品のシャッターの真横である。
駅員がここから出入りするようなら怒られるだろうなぁ!
とは思ったが、すでに夜の11時
もう本当に限界を通り過ぎて腿の裏の腱が痛くなっているので、心の中でごめんなさいをしながら、速攻テントを張って寝てしまった。
もう本当に無理なんだ!
怒られたら謝るよ・・・
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