8/14(4日目(雨の高知~高松)朝目を覚ますと、雨がシトシト降っていた。
だが、ラッキーな事にテントを避けるように水が流れて落ちていたので濡れずに済んだ。
人が来る前にとにかくテントを畳もうと働いているとすぐにママ達が起きてきた。
荷物を元通り荷室にしまい込むとすぐに出発である。
(焦っていたので写真を取り忘れたのが残念だ)
すぐ目の前は
坂本竜馬像のある桂浜。『有名だから、混む前に行こう』とママを誘う。
超久々に竜馬様と(パパは4度目の)ご対面。
到着するとママが一言
『え~、これだけ?』 (・o・)『四国の観光地はどこも大したことないんだ。でも、高知に来たら竜馬像にあいさつするの!』
『こんなところ、誰も見に来ないよ』
ブツブツ言うママ・・・
小雨の降る中、桂浜に下りて歩くと桂浜水族館があった。
雨の桂浜である
子供とママは見たがるが、時間も無いし、料金も結構高い。
なのにどう見ても非常にちっぽけなので、強引に断り、
闘犬センターへ。ここもしょうもない観光地の代表格。私的には全国でも数本の指に入る
ガッカリ名所なのだ。
闘犬センターのお土産屋で買い物をしながら、
『どうする?つまらないけど入ってみる?』しつこく聞くが
『NO!』確かにあのガッカリぶりは話のタネにはなるんだが、大人1500円高すぎる!
買い物帰りに駐車場の入り口で、香りにつられて焼きイカを買うが、
しょっぱ甘くてここでもガッカリ・・・
『高知の味ってこうなの?』『いや、違うよ。関西系の薄味だったよ』さて、高知市街へと向かう。
が
反対車線の竜馬像へと向かう渋滞の激しいこと・・・
1時間以上はかかりそうな大渋滞。
これにはママもびっくり!
『なんであんなものにこんなに並ぶの~』『竜馬は有名だから、とにかく高知に来たらみんなここには来るんだよ』
それにしても、途中からママが数えはじめたが、100台を過ぎたところでギブアップ。
こっちルートで200台、反対側でも100台以上は並んでいただろう。。。
パパはいつも自転車なので渋滞知らずだからまだいいが、これだけガンバッテ並んであれだけなんだから、やっぱりズッコケルんだろうな~
高知市街に入ると、
『3大がっかり名所』で名高い?
”はりまや橋”である。
高地では非常に有名なんだが、何で有名なのか?パパにもいまだわからない(笑)
『どうがっかりなのか見てみたい』とママが言うので、すぐ目の前に路駐して歩いてはりまや橋へ
国道の大きな橋の横に小さな赤い橋が・・・
『えっ?これだけ???』っとみんなビックリするそうなんだが、パパが初めて来た20年前なんて、
この小さな橋すらなかったんだから!
何だかわからな過ぎて
ガッカリすることもできなかったよ。腹が減ったというので近くの地下駐車場に車を止めて昼食の場所を捜すことに。
狙いは再びカツオのタタキだ!
駐車場から上に上がると、昔テントを張った
中央公園に出た。
昔の記憶と変わらない。
ひとっ走りして写真をパチリ
<昔野宿をしたのは間違いなくこの東屋の下である>
しばらく歩いて、美味しそうな店構えの
『と□市場』へ
昔食べに入った店と雰囲気が似ていたのだが、中に入るとチト違った。
ちょっと高かったが雰囲気もいいし、何せ高知である。
不味いわけがない。
と、
刺身定食とカツオのタタキ、その他を頼んだ。
出てきた刺身はかなり小さかったが、まあ、観光客向けの店っぽいから仕方がない
と、パクリと食べる。
『・・・』
臭い生臭い!!!!!なんじゃこりゃあ~~~~~~(怒)結構高かったのに、何を食っても生臭い。
海辺の町で良くもまぁ、ここまでまずい魚を出すもんだ。。。
□さ市場!!!!!せっかく高知に来てこのタタキを食べたんじゃ、観光客がかわいそうだ!
それ以上に、高知のタタキは生臭くて美味くないと思われちゃうから、高知にとっても大きなマイナスだよ~
ひょっとしたらお盆で漁に出ていないのでいいカツオが入らないのかもしれませんがね。
それにしても、
あまりにひどすぎた・・・他の料理は闘犬センターのイカ焼きと同じく、
しょっぱ甘い・・・関西系とは大分違う味付け。
『高知の味ってこうなの?』『いや、違うと思うけど、昔来た時は刺身しか食べてないかも・・・』せっかくだから
美味しいタタキの冷凍パックを家に送ろうと、昔の記憶を頼りに大丸の地下に潜ってみる。
昔知り合った高知の飲み屋の親父が
『明神丸が美味いよ。他のを買っちゃだめだよ』と勧めてくれたのを覚えているのである。
パパは食べていない(実家に送ったのはみんなに食べられてしまった)が、非常に美味かった店の親父が強力にオススメしたほどだから、相当美味いはずだ。
送った人たちもみんな喜んでいたし。
信じて捜す
が、
ない・・・記憶を頼りにグルグル歩いたが、やっぱりない。
「大丸じゃなかったのか?おかしいなぁ」
扱いをやめたか、明神丸そのものがなくなっているのかも?
あきらめることにしてママとピコポンのトイレを待つ。
ふ、と、トイレの横を見ると地下道で隣の建物につながっているではないか。
行ってみると、何となく覚えている景色・・・
あ~!あった!あった!!!ちゃんと記憶通りの場所で
明神水産のタタキを売っていました。
大喜びで買い込んで、ママの実家に義弟の家とわが家と3軒分のタタキを送った。
(ウチは外出が多くて宅配便はほとんど受け取れないのである)
めでたくカツオを送ることに成功し、駐車場に戻る途中で、
コンビニの焼き鳥をママが買った。一口食べるなり
『なにこれ、甘くて味が変!』
っとパパに全部くれた。
『高知の味ってこうなの?』『う~ん、そうかも・・・』ガッカリ続きの高知を後にして、北へと向かう。
(ママはもう二度と高知には行かないだろう・・・)
四国の真ん中あたりでキャンプ場を捜そうかと思ったのだが、今夜こそ降るだろうから高松でホテルを取った。
高松国際ホテルなんと4人で1万円だ。
安い・・・
高知からしばらく下道で大歩危小歩危を通りたかったんだけど、やっぱり時間がなくって高速道路で向かう。
今回は果てしなく移動続きの旅なんだ。
パパ以外は車で寝ているだけだから、どこをどう走っているのかわからんだろうな。
ピコタンはまだ日本地図を知っているからいいとして
ポコタンなんか『ここどこ~?埼玉県??』なんて、とんでもないことを言ったりする(笑)
ビュ~ンと高速道路で高松へ。
四国では有名な『かずら橋』も『四国カルスト』も『龍河洞』もすべてパス。パパは過去に行ってるからもう十分だし、それこそ
『かずら橋』なんて、「がっかり名所」以上の「バカにしてるのか?なんだコノヤロウ名所」だから本当に見る価値なし!
しつこいようだが、四国にはまともな観光地は本当に少ないんです。
どこに行っても大抵がっかり。
でもね
四国の魅力は観光地なんかじゃないんだな!豊富な自然
これです
そして、
コンパクトにまとまっているので、
自転車には最高に良いんです!
海にも山にも一日で両方行ける。
そして、なんといっても四国で一番の魅力と言えば
人人人なんです・・・・お遍路さんのおかげなんでしょうけれど
人が猛烈に優しいんです。
しかも
まったく人見知りをしないんです。
いつどこで、誰に話しかけても驚かれない。
これってすごい!
東北のように旅人に親切なのとは違う
北海道みたいに旅人慣れしているのとも違う
特別扱いされていない感がいいんです。
なのにとことんやさしいのです。
こんなの、四国以外じゃありえません。
貧乏旅行者には最高に居心地の良いところそれが四国なんです!
てなわけで、高松に戻って・・・
ホテルに着いて風呂に入り、近くの美味しい店を聞く。
受付のお姉さんが、
「大して美味しくないけど」と言いながら、
『大狸(おおだぬき)』という店を紹介してくれました。
かなりの距離を逆方向に歩いたりというアクシデント(パパが悪かった!ごめんなさい)のおかげでずいぶん歩きましたが、どうにか到着。
『と○市場』のこともあったので、こわごわ少しづつ頼んでみたが、
美味いこと旨いこと!ドンドン追加を頼むが、
何を食べても本当に美味いのだ!これぞ関西系の薄味!
パパもママも大喜びで食べていたたんだけど、気づけば子供たちが限界。
あっちの世界とこっちの世界を舟をこぎながら行ったりきたりし始めた。
このまま子供を寝かせて、こころゆくまで食べようか?
と決議しかけたんだけど、寝ちゃった二人をホテルまで連れて行くのもあまりに重い。
仕方がないのでここで一旦切り上げて、ホテルに帰って子供を寝かしつけ、その後もう一度食べにくることにして一旦退却。
の予定だったんだが、ホテルに着いたら目覚めてしまった子供がなかなか寝付かない。
そのうち店に行くのが面倒になっちゃって、あきらめて寝てしまった。。。
がっかり続きの一日の一番最後になってようやく良い思いが出来たよ(笑)
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