8/13(3日目 室戸岬でシュノーケリング~高知)先に目が覚めたのでパパ一人で道の駅を探検。
南欧風?とローマ建築風の異様なくらい立派な温泉つき道の駅である。
しかし早朝なので温泉は営業していないし、足湯にもお湯がない。
残念!
それにしても、宍喰町ってどこかで聞いたことがあるな?
と思っていたら、
ジャンボ尾崎さんの出身地だった。
宍喰町出身者の元プロ野球阪急の
上田監督と一緒に写真が飾ってあったよ。
昨夜は風呂に入らず汗をかきながら仮眠していたので、温泉が営業を始めるまで待って入ろうかろママに相談したが、思いっきり却下。
仕方なく室戸岬へと向かう。
たったの30分とはいえ、夕べママが距離を稼いでくれたおかげで
あっけなく室戸岬に到着。とちゅうで野生のサルがお出迎え
岬の反対側も見ておこうと回り込んで進むと、高知側はびっくりするほど街が開けている。
かなり大きな漁港と堤防の切れるあたりにまたまた
道の駅を発見。
そろそろUターンして室戸岬に戻りたかったのでちょうど良い。
立ち寄った
『道の駅とろむ』では海の幸をいっぱい売っていた。
突き当りには
室戸ドルフィンセンターと小さく書いた堤防と掘立て小屋が・・・
イルカに触れて、一緒に泳げると聞いていたのでHPを見て創造を膨らませていたんだけれど、単に港の隅っこを網で囲ってイルカを飼っているだけだった。
他には本当に何もない。
子供たちをイルカと泳がせようかと考えていたんだけど、これを見たママは一発で却下!
確かにこれじゃ、やる気は失せるよなぁ・・・
で、売店を見学していると、1000円で採りたて、
焼きたてのカツオのタタキを食べられるとのこと。
確かに
目の前でかつおをワラで焼いている。これを食べない手はない。。。
ママのOKも取れたので、喜んで注文。
塩を振った上でタタキのタレもつけてくれた。
この、ちょっとすっぱいタレが本当に美味い。
(後で調べたら、
ゆず醤油らしい)
東京では生姜醤油がメインだけど、そんなの邪道。
イキが悪くて臭いので、
臭みを消すために生姜でごまかしているだけだ。
だから本当に美味しい刺身の場合は
しょうがは禁物。臭いといっしょに
繊細な味がすべて消えてしまうのである。
だからパパは必ず美味しい刺身・寿司では薬味や生姜はかならず除けて食べています。
ところで
ママは嗅覚が鋭すぎて、少しでも臭い刺身は絶対に食べられない。
なので先にパパが味見。
後味が少しでも臭いようならママは棄権である。
が、こいつは美味い!美味すぎる!!!いつもはそれでも『生姜醤油が好き』というママにも、今日だけは強引にタレ+にんにくで食べさせた。
ママに勧めると、
『臭くないかつおって初めて!』
と、ママも感動してガツガツ食べる。
しかも、関東と違ってこっちのたたきはけっこう焦げている。
その
苦味がまた美味しいのだ。
この焼き方は関東でもまねして欲しいものであるな。
地元土佐では塩だけで食べるようなので、タレと塩とどちらも試すが、パパは微妙にタレのほうが好きかな?
塩で食べるほうが本格派なのはわかるんだけれどもね。。。
お代わりしようかって本気で悩むくらい美味かった。
ご馳走様でした。。。
タタキを焼いていた漁師さん?に聞くと今日は風が強いのでシュノーケリングは無理だといわれ、がっかり
とはいえ、せっかくなので一応室戸岬よりもさらに戻って、ダメモトでチャレンジしようと、さっき来た道を戻る。
室戸岬まで戻ると、
陸援隊の中岡慎太郎の銅像が『よう来たな!』と迎えてくれる。
ずっと上を見上げると室戸岬の灯台。
15年前にあの近くのユースホステルに泊まったんだ
良くあんなところまで自転車で登ったもんだよ・・・
目の前は灌頂が浜(かんちょうがはま)という海岸である。
行ってみなけりゃわからない。
ひょっとしたらシュノーケリングが出来るかもしれないもんね。
で、岬まで行ってみると、岩に囲まれていて外の荒波がシャットアウトされているので、結構泳いでいる人もいるではないか。
パパは短パンをまくって海に入り潮の具合を見に行く。
ママは近くのお兄ちゃんたちに聞き込みに回る。
どうやら流れも弱いし、十分にシュノーケリングが出来そうだ。
しかも期待の
クマノミもいるらしい。残念なのは、足元が砂浜でなく砂利なので、裸足だとめちゃくちゃ痛い。
特に海から上がって歩くのが辛いツライ!
が、サンダルがないので我慢するしかない。
今度はちゃんとシューズを買っておこう。
急いで車に道具を取りに戻り、早速メガネをつけて初のシュノーケリング!
まずは浅いところで練習。
メガネをつけて下を覗くと
いるいる!
黄色と黒のシマシマのきれいな熱帯魚みたいなやつらが群れになって泳いでいる!
すっげぇ!ちょ~~~~~感動!!!!!
(防水携帯にて撮影)
そのままちょっと泳いでみる。
メガネの中の空気の浮力が妙に効いていて、安心感のある浮き方である。
ちょっと不安だったシュノーケルからは安定して空気が入ってくるので、落ち着いて泳げる。
こりゃあ、気持ちが良い!!!!パパは喜んで泳ぎまくり、気づいたらママが一人でピコポンの相手をしていて申し訳なかった。
でもね
ちょっと泳いで探検しただけで、色々な魚が見られるのだよ!
しかも、飛んでいるようなこの
浮遊感がタマラナイ。。。癖になるね、これはさ~
ピコタンはちょっと怖がりながらも何とか浅瀬でシュノーケリングができた。
でも、ポコタンのシュノーケルは大きすぎて口に合わず全く使えない。
なのでほとんど海に入れないポコタン・・・
←かわいそうなポコタン・・・
ポコタン、本当に申し訳ない。
それでも魚が見えたって言っていたけど、本当に見えたのかな??
←それでも楽しそうなポコタンである。
ホント、ごめんね。
でも、
パパは楽しくって仕方がないんだ、ごめんよ~
本当ならばあまりシュノーケリングが出来ないピコポンの相手をするべきなんだけど、ついつい一人ではまってしまうパパ。
実は大人用はワンセットしか買っていないので、パパとママは代わりばんこにしかシュノーケリングが出来ない。
でも、ママが我慢できずにピコタンのジュニア用のマスク使って泳いできた。
あんまりきつそうだったのでパパの大人用と交換して二人でシュノーケリングを楽しむ。
あまりのきれいさに防水携帯を持ち込んで水中撮影だ。
海水なのでちょっと不安もあるが、プールでは何度も使っているので大丈夫だろう。
手始めに目の前の小さな魚を撮った後、目の前にウニを発見したので撮ってみた。
そしたらママが泳いできたのでママを撮ろうと構えたら
急に携帯の電源が落ちた。「あ、やばい!」
と思ったが、足の届くところまではかなり泳がないといけない。
しかも携帯を持った手で水をかくのだから、防水とはいえかな~りやばい
やっと上陸してふたを開けると
完全に水没・・サヨナラ~(ToT)
パパとママだけ楽しんでいて、ピコポンがだまって待っているわけがないと心配だったが、意外とおとなしく二人で遊んでくれている。
『申し訳ないけど、パパとママはシュノーケリングがしたいのだ~』
っと心の中でわびながら泳ぎ続ける。
岸に上がると、ピコポンと薄い石を探して水切りで遊ぶ。
ここは珊瑚のかけらが多く、軽いので良く跳ねてくれて面白い。
ピコタンは何年も前からチャレンジしていたが、ようやく成功!
ポコタンにも薄い珊瑚を捜してあげると何とか成功して大喜びだった。
でもすぐに忘れて高く山なりに投げちゃうんだよね。
低く投げろって何度も教えているのにさ・・・
一通り楽しんで、そろそろ帰ろうかな?っと思ったが、やっぱりクマノミを見てみたい。
なので、岩の内側の色々なところまで足を伸ばして泳いでゆく。
パパは往生際が悪いのだ・・・
水深が3mを越えて立てない深さの場所ではさすがに緊張はするかとおもったが、ママに教えてもらった平泳ぎには自信があるせいか、意外と平気だった。
逆に言うと、平泳ぎしか上手くない。
なので、足ひれをつけてすらバタ足ではほとんど前に進まない(泣)
練習しなきゃな~
結局クマノミは見つからず、引き潮も強くなってきたのでそろそろ帰ろうか?
となったところで、最後の探検に行かせてもらった。
波に流されてだいぶ横のほうに行ってしまったら、浅瀬の奥にまたまた岩場があって、結構水深もある、偶然良い岩場が見つかったようだ。
泳いでいくとナポレオンフィッシュみたいな青くて大きな魚がいた。その後ろにもっと大きな黒い魚やら、いっぱいいるではないか。
急いでママを呼んできて、二人で魚を見るが、この位置からではピコポンから死角になるのでちょっと心配。
しかし、あまりの楽しさにやめられず、ママと二人で何度も何度も泳ぎまくってしまった。
ピコポン、『本当にごめんね』
←それなりに楽しんでいた二人であった。
十分に堪能した後、駐車場まで戻るがここの海岸にはシャワーがない。
特に肌の弱いポコタンのために、急いで風呂を捜しに高知方面へと出発する。
ちょっと行けば道の駅でもあるだろうと簡単に考えていたんだけど、宍喰町の様な道の駅は全くなく、ついに
奈半利まで到着してしまった。
ここから山に上がって
北川温泉のすぐ近くにキャンプ場がある。予約はしていないがそこを目指して山道へ。
すぐに、とってもきれいな新道が現れる。北川奈半利道路である。
非常に走りやすいのはいいのだが、いったい年間何台の車が利用するのだろうか?
どう考えても税金の無駄遣いでしかない。
旧道だってちゃんとあるのだ。
あと20分くらいくねくね遠回りしたって、建設費を年金に回してもらったほうが良い。
日本には本当に無駄な新道が多すぎる。数個のカーブをバイパスするだけのために橋をかけたりトンネルを掘ったり。
どう考えても億の金がかかるでしょう。
その昔『減らせる計画道路なんてひとつもない。すべて必要だ』と言い切った自民党の御大さん!
こんな道路が本当に必要だと思いますか???
自分たちの票を稼ぐために我々の貴重な税金を無駄遣いし、借金の山にしておいて消費税を上げるなんて、やはり納得できませんね。
この北川奈半利道路だけでも100億円以上はかかっているでしょう。
で、その効果は、15~20分ほどの時間短縮でしかない。
しかも使うのは旅館が一軒しかない北川温泉に泊まる客くらいなもんです。
こんな
阿呆な話はありません。。。。
パパは日本中を自転車で走り、クライミングに行くために関東近辺の山道を車で走り回っています。
日本中に、ほんの数分近道するための橋やトンネルがわんさかあります。
その建設費のために多額の国債を抱え、更にメンテや補修のために多額の税金を投入する。
バカな話です・・・
などと話がそれておるうちに北側温泉に到着。
対岸に”あった”小島キャンプ場は
昨年の豪雨で流されてきた岩につぶされて営業をやめてしまったそうだ。
そういや、四国のキャンプ場で閉鎖されているところが多かった。豪雨のせいだったのか!
予報によると今夜から雨が降りそうなのでここで宿泊できるかと聞くが満室とのこと。
これで今夜もジプシー決定である。
とにかく温泉に入り、2日間の汗と、海の塩を流す。
ところがこの温泉
パパの直前に入った親子が、湯船でバシャバシャ泳ぐ。大声で騒ぐ。
意味もなくカランを占領して遊びまくっているので、パパとポコタンは洗いたくても洗えない。
わざと聞こえるように、『他の人が使っているから待っててね』と言っているのに全く気づかず遊び続けるバカ親子。
あまりにめちゃくちゃで、パパはぶち切れ寸前。
かろうじて我慢していたところに、
親がシャワーを振り回してこっちにお湯が飛んできたもんだから、さすがにパパも切れた
桶にお湯を入れて思いっきり
ヤツに向けてバシャっとかけてやったつもりだったが、あまりに腹が立っていたので手元がくるって、ほとんどが
ポコタンに命中してしまった。
ごめんよポコタン・・・
当の本人たちはシャワーを振り回して遊んでいるもんだから全く気づかない。
ようやくバカ親子たちが出て行って静かになった風呂でゆっくりお湯につかり(といっても日焼けが痛くて超苦痛だった)脱衣室にいくと、まだバカ親子たちが遊んでいて、パパたちのロッカーの前を占領しているので着替えることが出来ない。
ここでも聞こえるように大声で『遊んでいるやつがいるから着替えできないね』と言ったがまるで無視。
あまりにバカ騒ぎしているので聞こえないんだろう。
本当に不快だったよ。
ポコタンがいなかったら完全に切れて怒鳴っていたところだ。
この子たちは、他人の迷惑を考えない
セルフィッシュなバカ親に育っていくんだよ。
この
バカ親の背中を見て育つからな。
だから、
そのまた子たちも常識の無い子に育つんだよ。
こうして
孫子の代まで、生まれる前から人生が終わっているんだな・・・
たった一人の
バカ親の影響ってものすごいんだ。。。
風呂を上がると奈半利へと戻り、そのまま北上して高知方面へ向かう。
安芸市のあたりから街が大きくなったので安芸市・南国市で安いホテルを捜す。
こんなときはノートパソコンがあるので便利である。
しかし、高知市も含めてホテルは全く空いていない。
『お盆の最中で天気が悪いんだから仕方がないか・・・』
といいつつ何軒か飛び込みで当たってみたが、やっぱり砕けた。
高知の手前から海沿いを走り、海岸線のキャンプ場に行ってみる。
が、廻りに防ぐものが何もないこのシチュエーションでは暴風雨が予想される。
寝ているうちにテントごと流されそうだ・・・・
仕方がないので
浦戸大橋を渡り桂浜へ渡る。坂本竜馬像で有名な場所である。
橋の下で泊れるかな?と思っていたのだが、非常に高度のある橋なので無理そうだ。
(橋が高すぎると屋根代わりにならない)
そこから地図で公園を捜してあちこちさまようが、なかなかいい場所がない。
ようやく屋内の駐車場を見つけたのだが、ムンムン暑くてとても寝られない。
夜じゅうエンジンをかけていたら警備員に見つかりそうだ。
さらにウロウロし続けたが2時になってあきらめ。
最後のチャンスで
浦戸大橋の橋の下に戻ってみた。もう完全にダメ元である。
が、ベストポイント発見! \(^o^)/
橋のすぐ下なので、これなら多少荒れても濡れないで済みそうだ。
(横がゴミ捨て場なのが気にはなるが)
荷室の荷物を全てルーフキャリアにあげ、車の陰にテントを張ってママたちを押し込み、パパは蚊に刺されながら窓を開けて寝るつもり。
が、
『暑くて眠れない』とママからクレーム!『車はもっと暑いよ』
というと、『エアコンをかけるからいい』
近くに家があるのに、何たる暴挙!
だが、パパには寝ぼけたママを制止することはできなかった・・・
バウ~バウ~とエンジン音をたてながら涼しく寝る3人。
パパは買っておいたチューハイを一人で飲みながら少しの間読書をしてから一人テントへ。
風がないので中は蒸し暑いが、まあ慣れているので大丈夫だろう。
このまま荒れずに朝までもってくれればいいのだが
明日がゴミ出しの日ではないことを祈ろう・・・PR