07/09
Tue
2013
あまりにもひどい渋滞に、岡崎あたり(もうどこだか覚えていない)で高速をあきらめて下道を行く。
ここで最大限に威力を発揮したのが、何とカーナビ!
地図派だったパパがこの春から使い始めたカーナビである。
進行方向を上に表示するのではなく、北を上に表示しておくと、常に現在位置が把握できるうえ、地道・けもの道まで表示してくれるから、とんでもない裏道を爆走できるのだ。
いままで通りの地図頼りだったらこうはいかない。
最高に便利だ。
で、名古屋手前から再び高速へ。
これでも1時間は稼いだつもり。
ところが名古屋の先もまた派手に渋滞している。
さすがはお盆。手ごわいぞ!
ピコタンポコタンが『ここどこ~?何県??』と何度も何度も聞いてくる。
そのたびに『静岡県』『名古屋だよ』『大阪府』と答え続けた。
いったいどこまでわかっているんだろう?(ポコタンなんぞ、絶対に理解してないよ~)
そろそろパパも限界なのでたっぷり寝ているママに運転を替わりたい。
だけれど、高速は混みすぎなので下道に逃げたいところだが、ママに裏道は無理だ。
なので更に鞭打って頑張るパパ・・・
どうせ下道を使うならと名阪国道を使うことにする。
四日市あたりから亀山まで再び裏街道を走り抜け、名阪国道に入るが、意外と時間がかかってしまった。
ちょっとでも高速を使えば良かったよ・・・
しかしこの名阪国道。
道交法上は普通の国道なのだが、実際には無料化された元高速道路なので早い早い!
実際看板は高速と同じく緑色である。
昔は『ここは高速ではない』とド派手な看板があったほど。(もう無くなっていた)
なにしろ、普通に高速を走っているといつの間にか名阪国道に入っていて、そのまま走り続けるとまた高速に乗っているという不思議な国道なのである。
しばらく走ると懐かしい伊賀PAである。
『忍者の里』
とは言っても、大したものは無いんだけどね(笑)
昼食で忍者丼(まずそうだったけど一応押さえておいた)を食べたところでついにパパも限界になり、ママと運転を交代。
でも、ここからだといずれ阪神高速で大阪の市街地を抜けるルートになる。
阪神高速はママには絶対に運転ができない。
なぜなら、首都高速と同じくらいに狭くて危険なのに、周りが関西人なので流れが早くて超コワイのである。(パパでも緊張するんだ)
なので、天理ICまでの30分だけ寝かせてもらい、再びパパが運転するために起こしてもらう予定。
『阪和国道は高速と変わらないから運転は楽だよ。』
では!
ところがところが
「パパ!ものすごい山道だったよ!!!」
そうだった!、この先はかなりきっつい山道でカーブもきついんだった。
15年ぶりだったからすっかり忘れていたよ。
ごめんごめん・・・
運転を変わっていよいよ阪神高速に入る。
予定通りの緊張感で、寝不足のパパでも眠くならずに走ることができた。
が、さすがのパパも疲れたなぁ!
すでに何時間運転しているんだろう。
大阪を過ぎた後が心配だったが、いつの間にか眠気も納まり、スムーズに明石大橋に到着。
時刻はすっかり夕暮れである。
当初予定では昼前には到着したかったんだけど、4時間遅れに渋滞が加算されたのだから仕方がない。
できれば大阪で途中下車し、
たこ焼きを食べたかったんだけどあまりに不可能だったね。
でも、明石大橋をわたってすぐの淡路ICでのんびり一休みと決め込むと、たこ焼きの屋台が開いていた。
ラッキ~
と、ママと二人で飛びついた
米粉入りのモッチモチたこ焼き!
こわごわ食べてみると
『やっぱり本場のたこ焼きは美味いねぇ~!!!』
超美味かったので、今度は別のを!
と、もう一軒の屋台でお好み焼きを食べたがこちらはクソ不味かった。
いくら関西でも店によるんだな・・・
悔しいのでもう一度最初の屋台で別の味付けのたこ焼きを食べた。
さて、出発しようと思ったら明石大橋のライトアップが始まった。
一年分の様々なライトアップを30分でやってくれるという。
綺麗だったけど時間がないので10分ほど眺めて出発。
淡路島は意外と広かった(いつかはゆっくりと自転車で回ってみたいものである)
島を抜けるとようやく念願の四国に上陸! \(^o^)/
パパにとっては4度目の四国である。
『ほら、四国に入ったよ』
『いぇ~~!』
警戒していた阿波踊り渋滞も無いようなので、鳴門ICで高速を降りて徳島へ向かう。
徳島市内でついに渋滞したと思ったらなんと目の前に徳島駅があった。
『おぉ!!!』
もう9時を過ぎようとしているのに、まだ阿波踊りの最中だ!!!
狂喜したパパは、ママにお願いして駅裏に路駐して見物に向かう。
阿波踊りの音を聞いてはいても立っても居られない。
歩くのが遅いポコタンを待っていられず、抱っこして歩道橋を走って登り・・・(笑)
道を渡るとそこはもう狂喜の世界
目の前は有料演舞場だったので中には入れない。さらに走ってその終点に行って眺めると・・・
なんといきなり超有名『阿呆連』がエライ勢いで踊りながら突進してくる。
やっとせ~♪
先頭は女踊りである。
面白くないはずの女踊りであったが、そこは名だたる阿呆連。
オーラ全開!
すっげぇ!!!
指先の先まで命がこもっている。
真剣な顔がまた素敵!
阿波踊りなんてどうでもいいよ~
なんて言っていたママもこれには大興奮。
また、町全体の盛り上がりがいい。
観客まで一体となってのトランス状態。
『これが見たかったんだよ~』
パパは大喜び!
時間がないので、阿呆連だけ見て引きあげたが、一瞬とはいえ本当に充実の時間だったなぁ。
後ろ髪を引かれながら車に戻ると、再び室戸岬目指して走り出す。
が、すぐにママが「あのラーメン屋美味しそう」
というのでUターンして『東大』という徳島ラーメン屋に入った。
実は徳島ラーメンは知る人ぞ知る名物なんだそうな・・・
美味かった!マジで。
その上、ライス、卵いくつでもサービスときたもんだ。
食べてみたらあまりの卵かけご飯の美味しさに、申し訳ないけどお代わりしまくってしまった・・・
卵かけごはんもタダものでないほど美味かった。
そしてまた、室戸へ向けて爆走。
とっくに限界を超えているパパであったが(夕べは3時間くらいしか寝ていない)こまめの休息が効いているのか、まだ何とか運転は可能だ。
と思っていたのだが、いくらも走らないうちに限界が訪れ、道の駅を見つけて駐車スペースを捜す。
が、族っぽいのがいたりとかして、寝やすいところがなかなか見つからず、結局夜の2時頃までがんばって日和佐の道の駅で寝ることにした。
ここもイマイチだったが、本当にもう限界である。
家族はとっくに爆睡している。
車の中は暑いので、車の窓を全開にして、家から持ってきた網戸のネットをビニールテープで窓に貼る。
パパはテントを張って寝ようと思ったがすでに体力精神力とも限界。
車の中で寝ようか、何とかがんばってテントを張ろうか悩んでいると、突然ママが起きて、あまりに暑いからとネットをビリビリ剥がして窓を閉め、エンジンをかけてエアコン全開!
この30分のパパの苦労は何だったんだろう?
と落ち込んでいると、「目が覚めちゃったから先に行こう」って・・・
パパは助手席に座った瞬間から爆睡。
元気に運転していたはずのママは結局30分で力尽きたそうだ。
次にパパが気づいたときには、宍喰(ししくい)町の道の駅だった。
少し寝たので運転を代わって室戸岬までがんばろうと思ったがやっぱり無理なのでみんなでそのまま仮眠した。