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カナダからのメール

放射能を避けるためカナダに避難していた家族が帰ってきました。今はみんなで仲良く暮らしています。

03/15

Sat

2025

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07/22

Sun

2012

京都でホームレス 3

と、

『お~○○、なにしとんねん!』

仲間が5人くらい歩いてきた。
やっぱりホームレスじゃね~か!
みんな洋服がヨレヨレで汚いってば

『この人、いい人やねん!』

この一言で全員のビール代を払うはめに・・・
そして、そのまま強引に宴会に突入(させられた)

しかし不思議なのが、ホームレスなのにみんな元気で滑舌が良いことだ。

私がたいてい見かけるホームレスの人たちって元気がなくってフラフラしている。
そのうえ、何をしゃべっているのかわからないくらいに発音がおかしくなっている人ばかり。
なのにこの人たちはまるで違う。
じゃ、普通の人かというと、そうではない。やっぱり怪しさ満点なのである。。。



いきなり襲ってくるような雰囲気はないものの、6対1ではどうやってもかなわない。
すでにこれだけ盛り上がってしまうとこっそり逃げるわけにもいかない。
仕方がないので腹をくくって飲むことにする。

しかし、参ったなぁ
おれ、今夜どうなっちゃうんだろう?



そうこうしているうちに駅員が来て
『出口を全部閉めるから出て行って!』
最初のおっさんに言われた通り、駅から締めだされる羽目に

このころには『兄さんも色々大変やろうけど』
はんて、なんど打ち消してもまったく聞いてもらえず、
すっかり新米ホームレス扱いされていたのであった。




リーダー格のおっさんが
『兄さん、ええとこあんねん。連れてったるわ~』
というと
『そやそや、あそこならゆっくり寝られるでぇ』とみなが言う。

『どこに行くんですか?』
と嫌がる私を
『え~から、え~から!心配いらんから早よ来いや!!』
と、みんなで私を囲んで強引に連れて行く。

道々、自販機を見ると釣り銭に指を突っ込み、機械の下に手を入れてお金を捜している。
あ~、やっぱりホームレスじゃんか・・・
ダッシュで逃げるにしても荷物が大きいから、簡単に捕まる。
まいったな、どうしよう?


しばらく歩いているとリーダー格の男が急に振り向き、にっこり笑って手を出した。
握手にしてはおかしい???

金か???

『いくらですか?あんまり持ってないですよ』
と聞くと
『1000円』(相変わらずニコニコ)
(1000円なら、ま、いっか)
と1000円を渡しながら
(ホームレス扱いの俺にずいぶんたかるんだな)
と思っていると再び饒舌に戻ったリーダー格の男。

『わしらはフーテンちゅうねん。乞食とはちゃうで!』(どこがやねん???)
『わしらは野宿が好きでやっとんのや。乞食とちゃう!!』
別の男が
『そうや~、奴らは風呂に入らんから臭い!』(え~!あんたがよく言うわ~)
『わしらはちゃんと週に一回は風呂に入っとる!』

言われてみれば、どうりで薄汚れているのに臭わないわけだ・・・
妙なプライドがあるのね。この人たち。




何度目かの問いに、リーダーがやっと行き先を告げた
『○○神社の社務所やねん』
『そこなら泊めてくれるで』

『こんな時間に行っても大丈夫なんですか?』
『お金はかかるんですか?』
ときいても
『大丈夫!大丈夫!』
と言いながら有無を言わさず連れてゆく。

向こうで大勢に囲われたらどうしよう?
と思いながら歩いていると、しばらくするうちに、一人欠け二人欠け、とだんだん人数が減ってきたのでチト安心する。

社務所についてみると、
案の定真っ暗で人気がない。
夜中の12時過ぎなんだから当たり前だ。

どうするのかな?と思っていると、ズカズカと敷地の中に入って行き、社務所の裏に廻った。
すると、軒下に巾1m程のコンクリートの台があり、布団が置いてある

・・・・・

ここか! (ToT)


モロに公園に面していてまる見えの割には全く人気が無い。
仲間を大勢呼ぶには最適だ。
こいつらが素直に帰っても、通りかかった他のグループに身ぐるみはがされる可能性もある。
む~、危険な香りがムンムンするぞ

尻ごみしている私に、『大丈夫大丈夫』と言いながら仲間が布団を広げてくれた
『明日の朝には仲間が散歩に来るから安全やで』
(その方が危険だろ・・・)

『そいつ、あそこに(指さしながら)家があるのに、好きでフーテンやっとるんや。良くおごってもらっとる、えぇやっちゃで』
『ちょっと変わっとるんやね~』

そして
『じゃあ兄さん、気ぃ落とさんとがんばるんやでぇ』
『ええか!今度京都に来たら、○条大橋を渡った向こう側の橋の下におるから!絶えっ対に訪ねてこいや!!!』
『うまいいもん、た~っぷり食わせたる!』

『普段の食事はどうしてるんですか?』
と聞くと
『こいつが上手ぃこと集めてき~よるんや』
『えへへ・・・』 (^^ゞ
(きゃ~、やっぱりぃ~!!)

『わかりました』
と言うと
『ええか、○条大橋を渡った、向こうっかわの橋の下やで~。こっちっかわにも別のがおるから間違えんといてや~』

と言いながら去って行った。




さて、残されたダニがいっぱい住んでいるであろうこの布団。
さすがに気持ちが悪い。
布団はたたんでマットにシュラフで寝ようと思ったんだけど、明朝仲間が来たときにまたゴチャゴチャ言われるのも面倒。
なので、布団の上に銀マットを敷いて寝た。

明日は仲間が来ないうちに早起きして出発しよう・・・

こうして波乱の1日は終わったのであった。


が、


to be Continue

なのである。

話しはこれから、さらにヒートアップ・・・
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07/22

Sun

2012

京都でホームレス 2

銀マットを広げ陣取ると、ビールを飲みながら読書の時間。

すると
『兄ちゃん、ここで寝るん?』
とサラリーマン風のおっさんが声をかけてきた。

『ここは締めだされるからあかんで!』
『だったらその時考えますよ』
とあしらおうとしたが、何やかやと話しかけてきて帰ろうとしない。
サラリーマン風ではあるが、微妙にホームレスが入っている。
良く見るとスーツはちょっと汚れているし
とってもあやしい・・・

そのうち
『ビール一口飲ませてくれんか?』
と言ってくる。

こいつが口をつけたビールを飲むのだけは絶対に嫌だ・・・

『すぐ上に自販機があるから買ってきたらどうですか』
と逃げたが
『持ち合わせがないから、一口でいいから飲ませてくれへん?』
と、めっちゃしつっこい。

ツーリング時ならば自転車があるのでプイっと移動しちゃうところだが、
今日はそうはいかない。
もう電車もバスもないから、どこにも逃げられないのである。。。


仕方がないのでお金を渡してビールを買ってこさせた。
その間に移動しちゃおうかな?と思ったが
しなかったのは私の大ミスであった。

ビールを片手に勝手に盛り上がるおっさんを適当にあしらっていると
そのうち

『あ~、わしもここで寝ようかな』(締め出されるんとちゃうんかい!!!)
と、ゴロ寝を始める始末。
『家に帰った方がいいですよ』と突き放すが、一向に帰ってくれないのである。

07/22

Sun

2012

京都でホームレス 1

約20年ほど前の話である

大阪で友人の結婚式があるので、旅先で知り合った京都の友人と前日にアポを取った。
当時は貧乏していたので京都のユースホステル(以下YH)に予約を入れたが、京都駅よりかなり遠いYHだったので、念のため寝袋を持って行った。

そもそも
なぜ結婚式に行くのに寝袋持参???

というのはあっちに置いといて・・・



職場に荷物を持って行って、仕事を終えたあとそのまま夜行バスで京都に向かったのである。
早朝京都に到着し、友人に連絡。
駅の喫茶店が開くのを待って朝食を取りながら待つ。

雨の降る中、一日中京都を案内してもらい、酒を飲みながら晩飯を食べていたらだんだん話が身の上相談になってしまった。

話しが重い・・・

迫る終電。
しかし話は終わらない。

きっとYHまでのバスは終わっちまったな
気合で歩くしかないか?
とっくに門限も過ぎているだろう。
無事に到着しても、入れてもらえるだろうか???

しかし話はドンドン深刻になってゆく・・・

駅前のホテルに泊まる金もないし、今夜は野宿だなぁ
寝袋を持ってきてよかった・・・


終電で帰る友人と別れた後、京都駅(当時はまだ建替前だった)をうろつき、寝やすそうな場所を物色。
観光地の駅だから、きっと野宿する旅人もいるだろう。

居心地の良さそうな目立たない隅っこの階段下を見つけた。
近くにも帰り損ねたサラリーマンが朝まで過ごす雰囲気でビールを飲んでいる。
これなら大丈夫だ。



これがその夜の不幸の始まりであった・・・

06/30

Sat

2012

パパとママは激辛党である。
そもそも、一緒に行ったタイ料理屋で唐辛子をかけまくったパッカパオをハフハフ食べながら『うめ~!』と言ったパパを見て「この人は食の好みが合う」とママが思ったのが今に続いているのである。

だから、韓国でも出された料理にさらに唐辛子を追加して食べていたパパとママ。
韓国人の友人Mさんを「Mちゃんは辛いのが苦手だから」
と豪語するママである。

お台場にあった陳麻婆豆腐(陳健一じゃないよ)に感動し、3ヶ月の間アルバイトに通い、その作り方を学んできたママである。
ちなみにこの陳麻婆
『罰ゲームだぁ!』と涙を浮かべながら食べる人がいるほど辛いが、とにかくうまい
口に入れるとガツンと痛い
辛いと言うより痛いのだ!
だけど、とにかくうまいのである。

うまい麻婆というのは、まず豆板醤を選ぶこと。
そして、コクは唐辛子で出す。
唐辛子を入れれば入れるほどコクが出るのだ。
だから辛い
辛いがうまい!!!
韓国も、タイもメキシコもベトナムも・・・
みんな辛さの中に美味さがあるんだ。

ところで日本の激辛食品
辛いだけでうまくない。
激辛文化が全く根付いてないからなんだね。
辛さに慣れていないから、辛いだけで終わっちゃう
その中になんともいえない美味しさがあることに気づかないんですね。
だから
20倍カレーなんてものがあるんです。
辛ければ良い
『俺はこれだけ辛いものを食ったぞ!』
と自慢するだけ

さびしい文化です。

知ってますか????
韓国料理って実は相当甘いんですよ。
辛さの中の味がわかるようになると
すぐにわかります。



何でこんなことを書いているかというと
たった今、ぺヤングの激辛を食べたんです。
何しろぺヤングです。
他の焼きそばとはふた味も三味も違う。
期待していたんです。

確かに、普通の日本の激辛商品よりはましですが
何しろ辛い!
さんざん激辛を食べまくったパパが

捨てました・・・

さすがにこれは辛すぎだろ・・・


無理すれば食べられない辛さじゃない。
このブログを読んでチャレンジして
「これが食えないの?」って言う人もいるでしょう。
でも、食えないんです。

先にあげた、陳麻婆豆腐はもっともっと、ずっとずっと辛い。
でも、ヒーヒー泣きながらも、全部食べてしまうほど美味いんです。
辛いだけの焼きそばなんて食べる気になりません。

パパは、吐きそうにまずいものでも無理して腹にねじ込むタイプ。
なんですが、これは無理だ。体に悪い。
そしてそこまでがんばるほど美味くはない。

こんなもの、売っちゃいかんよ!
ここまで辛くするんだったら、それに見合うだけ美味しくしてください!!!てば
だから日本人は『激辛料理なんて細かい味がわからない』ってなっちゃうんです。
で、辛さに慣れてくれば、辛さの底にある美味しさがわかるようになるんです。
そういった商品を出して欲しい
切に願います・・・

弁護しておきますが、ぺヤングの激辛はそれなりの美味さはあります。
だから、辛さを控えれば相当ファンが増えるはずです。
メーカーさんも考えてくださいね~
この辛さでは、話のタネにしかなりませんよ~


ちなみにパパの激辛度ですが
韓国を自転車で回ったときのこと

現地人しか行かない定職屋でキムチなどをパクパク食べていたら、店主が「こいつは辛いのに慣れている」とおもったのだろう。
グレーの粉を持ってきて「これをかけたら美味いぞ」と言ってきた。

とたん
店の奥から奥様が
「あんた、ダメ~!」(と多分言っていた→韓国語なのでわからない)と言いながら猛ダッシュ!
「この人は大丈夫だよ」(と多分言っていた)と、奥様を制しながら粉をくれた。

パラパラと振り掛けパクリと食べると
ガッツン!!
と後頭部を鈍器で殴られたような辛さで、ピクリとも動けなくなった。
しかし美味い。美味いのである。。。

食べる
殴られる
食べる
殴られる

ずっとその繰り返しだった
しっかし、しつこいようだが本当に美味い。美味かった。
食べるほどに酩酊してゆき視界はゆがむ。
ついには泥酔状態になってしまった。
本当に辛いとトリップするんですね!

そんなパパを見ながら、お父さんはウンウンとうなずき、お母さんはひたすら心配そうに眺めていた。
その後「ほら!この人はだいじょうぶだろ!」って得意そうに話していたっけ(笑)
本当に美味かったってお礼を言ったら、本当にうれしそうだったよ、この親父さん。

でも店を出たあと30分くらいは千鳥足。
酒を一滴も飲まずにこんなになったのは最初で最後だった。。。
あの粉はいったいなんだったんだろう???


そんな積み重ねがないから
一般の日本人には辛さの中の美味さがわからない
だから、激辛なんて珍しいだけだ
なんていってるんです。

でもね、韓国では一日三食、すべて辛い物ばかり食べているんです。
2週間も韓国にいたら、辛くないと食事をした気になれなくなるのです。
日本と違って、辛くて美味い
いや、辛いから美味い!

この違いがわからないと、真の激辛料理は堪能できません。
ま、それも含めて日本の食文化なんでしょうけれどね。


とはいえ、日進のレッドカレーヌードルはマジで美味しかったですよ~
スーパーで売っているレッドカレーのレトルトなんかよりもはるかに美味しい。
まずいタイ料理屋のレッドカレーよりも美味しい位

再販を望みますが、日本では売れないんだろうなぁ!

残念です・・・

06/28

Thu

2012

音楽好きのパパはずっとピコポンにピアノを教えたかったのですが、習い事が多すぎて手が出ませんでした。
しかしピコタンはもう7歳。
そろそろ年齢的に限界です。

ってなわけで、先週からピアノ教室の体験を4軒はしごしました。

思ったのは



意外に調律が甘いところが多い!!!!



調律=チューニングが甘いのです
これは基本中の基本。
ま、ギターのチューニングなんぞと違って金がかかりますからある程度仕方がないとはいえ、ピアノ教室としては音の狂ったピアノを使うってのはどうかと思います。。。

散々迷った挙句、調律は少し狂っていましたが、先生が明るく面白いところに決定!
ピコポンの二人が気に入ったのと、パパ的にもクラシックに特化していないところがポイントでした。

J-POPからジャズピアノまで、好きな曲を発表会で弾けるんです。
それはそれでうれしいですね。


何しろ、高尚な音楽=クラシックなんて勘違いしているバカが多い日本人です。
確かにJ-POPやK-POP(聞いたことありませんが)あたりのアイドル系でレベルの低いのは論外としても、ちゃんとしたJ-POPやジャズ、海外のPOPやラテン系など、良い音楽は山ほどあります。
クラシックだけに特化する理由がパパにはわかりません。

パパにとっては、クラシックって~のは、リズムのない特殊な音楽でしかありません。
いわばヨーロッパの民俗音楽で、ジプシーやフォルククローレなどと同じですね。
音楽の王道でも何でもありません。
そのくらいにしか考えていません。

西洋音楽理論の基本とはいえるので、その点では他の音楽よりは大事かもしれませんがね。
でも、ドラムやパーカッションなどのリズム楽器がリズムを刻むわけではなく、指揮者なんてわけのわからん人を必要とする、本当に特殊な音楽としか思えません。

パパはリズム系が特に好きなのでなおさらです。



音楽はヨーロッパだけのモンじゃねーよ!!!!!

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