よく、右脳はイメージ、左脳は論理的といわれます。
しかし脳科学の本を読んでみると、右脳と左脳は常にリンクして働きますから、一般に右脳記憶、左脳記憶と言ってはいますが、左右の脳が共同して記憶しているんだそうな。
では、右脳右脳といっている○○式がうそつきかと言うとそういうわけでもなく、イメージで理解し、記憶することを便宜的に『右脳で』と表現していると理解すれば、やはり彼らの言うとおりなんですね。
実際にピコポンの二人には、1年ほど○○式のプリントをやらせていますが、右脳プリントは本当にすばらしい!
右脳を鍛えれば超能力が身につくなんて本に書くもんだから非常に胡散臭く感じてしまうんですが、右脳プリント自体は本当に良いです。(どう考えても超能力はつきませんけれど・・・)
数学好きなパパが見て感動しました。
補助線を入れたりって、数学のセンス一発かと思ってたんですが、プリントでも身につけることができるんですね。
びっくりしました!
計算などと違って、図形問題でもイメージを膨らませないと解けない様になっているんです。
答えを丸暗記したって機械的には解けないように問題ができています。
話が長くなりましたが、この『イメージ』による理解がすっごく大事なんです。
機械的に公式を覚えて、そこに数字を当てはめて答えを出すだけじゃ理解できたとはいえません。
足し算引き算であっても、必ず図形的なイメージを伴って理解しないと真の理解とはいえません。
『よくわからないけど、こうすれば解ける』
数学の苦手な人は、みなこんな感じみたいですね。
その手の本を読んで初めて応用問題の解けない人が理解できました。
絵的なイメージでキチンご理解できていればいくらでも応用できるんです。
逆にパパはイメージでしか理解ができないタイプ・・・
だから、ひとつのことを、色々な例えを使って何通りにも表現しますが、みんな余計混乱してわかってくれない。
その理由がやっとわかったんですね。
英語だって、辞書に載っている和訳の中から訳すと直訳風にしか訳せません。
そうじゃなく、その単語の意味をイメージで理解していれば、辞書に載っていない和訳でもOKなんです。
そのほうがきれいな日本語になりますし、言語の面白さがわかります。
言葉ってのはイメージがつかみやすいのでいいんですが、数式をイメージで理解するってのが数学の苦手な人にはこれまた難しいんです。
でも、それをやらなきゃいけない。。。
それができれば数学の面白さがわかりますよ。
1+1=2
これをイメージで理解するんです。
たとえば、方程式ってのは関数ですから、Y=2X+1ってのは関数のグラフで表せます。
グラフにかけるってことは、つまり図形化できるってことなんです。
ややこしい方程式を解くときに、計算だけに頼らずに、図形化して考えると簡単に答えが見えることが良くあるんです。
特にパパは建築家なので、面倒な計算が必要なときに式が思いつかない場合、CADをつかって図形を描いて答えを出すことがよくあります。
特に複雑な形の平均値を出したりそれを均等割する場合に図形化すると簡単に答えが出ます。
図形化さえ出来てしまえば、目で見てわかるから非常にシンプルなんですね。
そして物理の公式なんかはそれこそイメージで理解していないと、計算して答えは出せて試験の点数は取れても、意味がパッパラパ~です。
物理学ってのは身近な自然現象を簡略化して数式で表しているだけなんです。
その数式がイメージで理解できないから物理って難しいんですね。
逆に数式がイメージ化できると、物理学は哲学と何も変わらないことが理解できます。
自然現象を簡略化して言葉で理解するのが哲学で、言葉の代わりに数式で表すのが物理学なんです。
実際に、量子力学は老子の思想と非常に似ていると言われています。
(似ていると言うよりも、ほとんど同じです)
そもそも、数式ってのは言語なんです。
数字ってアルファベットを使った言葉なんですね。
自然現象を、アルファベットの変わりに数字で表現しているだけなんです。
では数式をイメージで理解するとはどういうことか?
非常にわかりやすい図を見つけました

これです
電磁気力は距離の2乗に反比例するということをわかりやすく図に表しています。
パパは見た瞬間に『なるほど~、上手い!』と思いましたが、わかりますか?
この曲線は、2乗に反比例ですから、二次曲線です。つまり放物線。
遠いと引っ張りにくいけど、近くなら角度が急だから簡単に引っ張れる。
イメージで理解するってのはこういうことを言うんです。
説明を聞いて、数式を見て、計算する前にどういうことを言っているのか、図形的に理解するのが大事なんです。
頭の中で図形化できれば、計算ができなくても放物線を作図すれば答えは出るんですね。またそれが放物線だとわかれば、いろんなことがイメージとして沸いてくるんです。
放物線って言うくらいだから、物を投げれば放物線上をたどりますよね。
ってことは、重力も距離の2乗に反比例するってことなんですね!(たぶん)
逆に電磁場の中で電子を移動させると、放物線を描くってことなんです!!!
だとすると、電磁気と重力って同じものだったりするのか?(統一場の理論←解明されていません)
などと、ドンドンイメージが膨らんでいきます。
イメージで理解するって言うのはこういうことなんです。
非常に大事なんです。
これができないと、数学/物理学はいくら勉強したって理解できません。
学校の試験ではその本当に大事な部分が出題されませんから、イメージ理解ができていなくても点数が取れるだけなんです。
公式を計算するテストじゃなくて、公式をイメージ化して数式以外で表現するようなテストだったら面白いのにって思うんですがね~
パパの中では、方程式もベクトルも関数も、微分積分も行列や数列・三角関数も図形も、すべて同じものの表現が違うだけで、すべてが関連していると知ったときには大感動しました!
そして、数学と物理の関係、物理と哲学の関係、etc
さらに感動しました。
学ぶって本当に面白いです・・・
この面白さをピコポンに教えたいんですが、あと10年は無理でしょうね。
学校でもこういったことを教えてくれれば良いのに。
だから勉強ってつまらないって言われちゃうんですよ。