多国籍の人が集まるカナダには、バイリンガル、トリリンガルの子供がいっぱいいるそうです。
昔から「バイリンガルの子供は頭のいい個が多い」といい続けたママでしたが、改めてメールが。
---------------------------------------
本当に今日はびっくりした・・・
カナディアンの男の子が、日本語ぺらぺら話しながら、
ペルシャ語の問題を解いていてすごいよ。。。
頭の中どうなっているんだ(笑)
お母さんが日本人だったんだ。全く日本人のかけらもなかったので
わからなかった。でもパパが白人系のイラン人で、
パパはペルシャ語、ママは日本語、学校は英語でやっているんだ。。
ペルシャ語でパパが毎朝携帯に勉強するところを録音して
それを画面で見聞きしながらペルシャ語でドリルをやっている。
夜にパパがドリルが終わっているかをチェックするんだ。
(こっちの人はパパもにすごい協力的。教育だけでなく
家事も結構手伝うのが当たり前になっている。)
バイリンガルの子達が頭いいのはやっぱり
両親が自分の言語をなんとか子供たちに伝えようと必死
だからなんだね。親ががんばらないと、すぐに周りの言葉に
押されちゃんだよ。(こっちでは英語ね)
普通の子達はひとつの単語しか覚えないのに
三ヶ国語を憶える子達は、脳はひとつしかないのにさ
一度に三つも憶えないといけない。
クワトロプロセッサーだ。
当たり前なんだけど、すごい話。
----------------------------------------
我が家では日本で英語教育をやっていましたが、こうしてメールをもらってみて初めて気づいたのだが、「カナダに住んでいると、親が意識して母国語を教えないと英語だけになってしまう」んですね。
そりゃ、必死に日本語やペルシャ語を教えるわけだ。
ウチだって、もしカナダに移住したら日本の文化をどうやって子供たちに伝えようか悩むもんなぁ。
特にウチの子達は生粋の日本人なんだから。。。
そして
----------------------------------------
その男の子にあった後に、もう一人別の日本人と
ドイツ人のハーフの子にあったんだ。
やっぱりその子も、ママが日本人でパパがドイツ人だから
それぞれが自分の母国語を教えて、学校では英語を教わっているんだ。
すごいよ。なんかこの子達には本当脱帽だわ。恵まれた環境に
あるとは言え、親が本当に必死に文化や言語を守ろうとしているよ。
二人のママはこの子供たちの言語力をどう維持していこうかと必死に悩んでいたよ。
----------------------------------------
ってことになるんですね
「アルファベットの国の人たちは二ヶ国語三ヶ国語を覚えやすくていいな」って思っていたんですが、やっぱりそれなりに苦労はあるものです。
ウチみたいに、「これからは英語を覚えていたほうがいいから」なんて生やさしい理由じゃないんですね。
自分の国の文化を子供に伝えようと必死なんですね。
ママからのメールで初めて気づきました。
また、バイリンガルで鍛えたれた脳だからってだけでなく、そういったご両親は教育熱心だから子供もまた伸びるんですね。
ママからのメールを読んで何度も思うのは、向こうには「本当に子供の教育を大事に考えている人たちが多い」ってことです。
教育関係の本を読むと、それはカナダが特別なのではなく、北欧が有名でニュージーランドも相当すごいらしい。
つまり、西洋先進国では当たり前なんですね。
いまだに「子供に無理やり教えたらかわいそう」(西洋では無理やり教えてるわけでもないんですが)って日本。
国際的にドンドン追い抜かれまくっているのもよくわかります。
PR