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カナダからのメール

放射能を避けるためカナダに避難していた家族が帰ってきました。今はみんなで仲良く暮らしています。

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2014

Young Americans(ヤングアメリカンズ)

ピコタンが先日、ヤングアメリカンズという、ミュージカルのワークショップに参加してきました。
アメリカ人を中心としたボランティアの先生たちと250人もの子供たちが参加して、たったの3日間で創り上げるミュージカルです。

音楽好きのパパとミュージカル好きのママ。
そしてなによりディズニーのミュージカル大好きのピコタンですから、きっといい経験ができるだろうと送り出しました。

とはいえ参加人数がやたらと多いし、大事な時には表に出ないピコタンですから、せっかく生で英会話できるチャンスですが「どうじゃろな?」って感じ。
ミュージカルとしても、シロウトの子供を集めての3日間ですから、正直あんまり期待していませんでした。



が・・・

とってもとっても期待外れ






良い方に!!!!!



先生たち、歌も踊りもメチャウマ!
アマチュアなんですが、さすがに厳しい選考をパスした人たちです・・・

なかでもさらに一段うまい人たちは、ブロードウエイでも上手いほうに入るレベル
と、パパは思いました。

それほど上手かった!!!
リハでさらっと歌う声が別世界
その時点で日本人のプロミュージシャンで上手いと言われている人たちでも全くかないません。
人種の違いですかね~
本番は本当に感動しました。

第二部で子供たちのミュージカル。
あれだけすごいのをを聞いた後に、シロウトの子供???
それってどうなの・・・



話は少し戻り

家族は3日間リハーサルを見学できますが、パパは休日出勤があったり雪かきでてんわやんわで2日目の後半しか見学できませんでした。
予想通りというか、みんな「ええっ??」いうほど心配になるレベル。
これで本番大丈夫???
って本気で心配。
でも、ママに言わせると初日よりはだいぶ良くなっているらしい。

ピコタンも初日は舞台の後ろでしぶしぶ踊っていたらしいが、ママに言われて頑張って最前列で、だけどやっぱりしぶしぶ踊っている。
他の子たちも頑張っているけどやっぱり恥ずかしさが見え隠れ。

でも、舞台の上でははじけたほうが自然に見えるんだ!


夜ビデオを見せてピコタンに説明したらわかってくれた。
自分のつまらなそうに踊っている姿を見るのが一番の勉強です。
パパも学生時代のステージ(バンド)ではじけていたつもりが超つまらなそうに演奏している姿がビデオに残っていて愕然としたのでよくわかっているのです。

そして二日目の後半にピコタンがワンフレーズですがソロをとることになり、先生がつきっきりで教えてくれていました。
あれだけ歌える先生がマンツーマンで教えてくれている!
それだけでパパもママも大感激!
エントリーしてよかった~!!!!

ですが引っ込み思案のピコタン
声は出ていないし、歌い終わったら引っ込もうとして先生に止められたり、相変わらずです。

夜帰宅してから少し練習しましたが、最終日も朝からハードスケジュールですから急いで寝かしました。
時間が足りん!!!!


最終日
パパが雪かきしている間にリハの見学時間が終わってしまい、本番まで時間をつぶす羽目に。。。

そして本番
ウルウルしちゃうほど高レベルな先生たちのステージの後はピコタンたちの出番です。
「聞いていられるかな?」と心配したのは最初だけ。
観客はほぼすべて子供たちの家族ですから、会場は大盛り上がり!!!

ハードな練習を見ていただけに、他人の子供たちがミスなく歌えただけでうれしくなって盛り上がっちゃいます。
しかも昨日よりもずっとレベルが上がっている!!!!!

さすがだな!と思うのは、音程やリズム的にはたいしてうまくなっていないんですが、とにかく大きな声が出ている。
といっても怒鳴っているわけではなく、声量がすっごく出ているんです。
恥ずかしそうな感じもまったくなくなっていました。
音痴な子も当然いましたが、堂々と歌い上げましたから、拍手喝采!
声が震えていた子もいたけど、しっかり歌えていました。
一人残らず堂々と歌いあげていました。

さすが、あれだけ歌える先生たちの指導ですね~
たったの一日であそこまで堂々と歌えるようにしちゃうんですから。

そして、演奏に一番大事なのは堂々とやること。
それに尽きるんですよ。。。

下手にうまく歌って踊るよりも、はじけてしまったほうがステージでは自然に見えるってことを教えてくれた先生たちに脱帽です。
そして、堂々とやれればうまくなくても形になるってこと。
テクニカルなことよりも、ずっとずっと大事なことを子供たちに教えてくれました。
特に恥ずかしがりの日本人には大切なことですよね。。。

ピコタンも、二日目以上に一生懸命踊っていましたし、大きな口を開けて歌っていた姿にパパはムネキュン(古い!)でした。
カラを破るのがテーマらしいですが、ピコタンはしっかり殻を破ってくれました。
次回も参加したいと目がきらきらしていたピコタンでした。。。



そしてピコタンのソロ
合唱の途中で先生に手を引かれてステージの前方へ。
その時点でパパは目がウルウル・・・
一瞬で終わってしまったので「え?」って感じでしたが、大感激!
(上手いか下手か?どころか、英語の発音がきれいなことすらわからなかった・・・)
とはいえ、500人はいる観客の前で堂々と歌うピコタンを見ることができたんですから、親としては大感激ですよ。

他の親たちも同じだと思います。
かなりの人数の子たちがちょっとずつ見せ場をもらって歌に踊りに頑張っていました。


そしてフィナーレのライオンキング。
先生たちだけのステージに比べればずっとレベルは落ちるんでしょうが、何しろかわいいわが子たち。そして、頑張っていた他の子たちのフィナーレ。
ですからもう会場は興奮のるつぼ。

感動と感謝と、嬉しさと疲れと・・・
言葉にならない感動でした。
もう最高!!!!!

パパもこんなのに参加したかったなぁ。
ピコタンがうらやましいよ。。。


来年はお金がきつくても、ポコタンも参加させようと心に決めました。
それほど良いステージでしたし、参加する意義はてんこ盛りにありました。


いつかはあのステージでレミゼラブルをソロで歌うピコタンを見てみたいなぁ・・・
きっと涙ボロボロ






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