今日が餘部鉄橋の列車転落事故からちょうど26年目なんですね。
早いものです。
26年前といえば、事故が起こった3カ月後の3月のこと。
名古屋から山陰を周って九州まで自転車で走りました。
途中、妙に高い鉄橋が見えたんですね。
ちょうどその真下に到着すると、不自然に建物の基礎だけが残っていて、建物がない。
『おかしいな』と思い良く見ると
『鉄道事故のため○○○』と看板が立っていました。
近くに線路なんてありません。
(鉄橋は高すぎてすでに頭から消えていた)
どうして鉄道事故なんだ???
しばらく悩んでいましたが、『はっ』と地図を開くと
そこは餘部鉄橋の真下だったのでした・・・私が立っている、まさにその位置に列車が落ちてきたんです。
事故に巻き込まれた工場は取り壊され、基礎だけが残っていたんですね。
改めて地形を見なおすと、三角形に海に向かって左右の山が並んでいて、海から見ると完全なジョウゴ地形。
その日も風がビュ~ビュ~吹き荒れていました。
『これじゃあ列車が落ちるのもわかるよ』
そう思いました。
その時はカメラを忘れてきてしまったため、そのツーリングの最初1週間半くらいは写真も何も残っていません。
しかし、一生忘れられない、印象深い出来事でした。
その餘部鉄橋もすでに無く、コンクリート製の餘部橋梁となり
毎年行われていた法要も25年の昨年で終了したそうです。
時の流れって、やっぱり早い。
あのツーリングから四半世紀も経ってしまっているんですから・・・
自分の中ではすべてのスーリングはいまだに生きた記憶なので、『ちょっと前』のつもりだったんですがね。
ピコタンポコタンが大きくなるわけですよね・・・
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